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「特待生さん、混ぜるのキツイでしょ？変わるよ。」
『うわぁ助かる！それじゃ、お言葉に甘えて。』
クルーウェル先生からの説明が終わった後、すぐに準備をし実験を始めたAペア。想像以上に気を遣ってくれる男の子にAは感激しながら楽しく実験を行っている。
ちなみに男の子は後方からの刺々しい殺気を気付かぬ振りをしている。
「アズール、もっと速く混ぜろ。」
「分かってます。集中しているので話しかけないでください。」
一方、勝手にペアにされたジャミル＆アズールペア。想像以上に殺伐としており、先生以外誰も近づいていない。
全てのペアが確定するまで絶好調だったアズール。Aが自分も名前を知らないような奴と楽しそうに実験を行っていて死ぬほど不機嫌である。いつも通り先生ルート、もしくはジャミルさんか僕を誘ってくるかと思っていたのに。
色々面倒くさいアズールにつられて不機嫌気味なジャミル。アズールを振り切り、無理矢理にでもAと組ませれば良かった、と後悔している。そもそも俺に干渉せず最初からAの方へ行け(正論)
おそらく、この中で1番不憫なのはイグニ寮生の男の子。Aと組んだだけなのにアズールに既に嫌われている現実。訳が分からない。
ちなみに両ペア、最悪なことに隣同士である。釜の周りの体感温度の差で風邪引きそう。
＿＿＿＿＿＿＿
「Goodboy！Goodgirl！完璧だ。」
数分が経ち、Aペアは完璧に実験を終わらせた。よし、今の所今日1日絶好調だ。このまま素晴らしい1日であるといいな。
とてつもないフラグを心の中で建築し、使用した実験道具を着々と片付けていく。
片付ける最中、Aはアズールを目で追うことを忘れはしなかった。ひっそりと頬を緩ます姿は端から見たら只のヤバいやつだが、おそらく誰にもバレてないのでよしとしよう。
好きな人って視界に居てくれるだけでも嬉しいよね、と誰にも届かない心の声を弾ませるんるん気分で片付けをすすめる。
Aがアズールに目をやった4回目、ジャミル＆アズールペアは丁度実験が終わったようだった。どうやら彼らも完璧だったようでクルーウェル先生に褒められていた。
ジャミルはいつも通りだが、アズールは何となく“一刻も速く片付けたい“という顔をしていた。
Aはどんな顔でもイケメンだなぁ、と後ろに“(小並感)“とつきそうな感想を残した。
続く
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青天の霹靂 - あささん» コメントありがとうございます！！好き、と書いて貰えて本当に感激です！！なるべく更新できるよう頑張ります！ (11月19日 18時) (
レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あさ - うわ、もう滅茶苦茶好きです！！続きを一日千秋の思いで待っております！！！更新頑張ってください！ (11月19日 13時) (レス) @page7 id: 900138739c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青天の霹靂 | 作成日時：2023年11月12日 19時
