対極ツインズ！7 ページ45
「やだやだやだ。」
駄々こねて
私に巻き付くフロイドくん
『今朝、バイバイって
言ってたじゃないですか。』
拗ねてるのか、私は……？
いや、別に拗ねて……
……いるかもしれない。
『ジェイドくんだって、
さっきポムフィオーレに行ってらっしゃいって。』
1週間だけの話だけど。
「は？ジェイドそんなこと言ったの？
有り得ねー。」
「フロイドもフロイドだと思いますが。」
自分の事を棚に上げるなと
再びバチバチし始める双子。
「丁度良いじゃない。
A、ポムフィオーレにいらっしゃい。」
ヴィルさんは、
フロイドくんから私を引き剥がして
自分の腕の中に収めた。
え、力強っ……。男の子だ……。
でも、女の人みたいな
華やかだけどキツくない良い匂い。
やばい、これ以上嗅いだら
変態になりそう。へへっ
「そ、その、Aさんは今日
闇の鏡で寮の選別をされてきたんですよね？
結果はどうだったんです？」
『……。』
……いや、言えるわけ！！！
ポムフィオーレでした！
なんて言えるわけ！！
「なぜ黙るのです？」
『いや、それは……なんと言いますか。』
ヴィルさんも私を離し
全員で私を取り囲む形となる。
こ、これが巨人の密林か……。
「ジェイド。"アレ"を使ってください。」
「……。」
今度はジェイドくんが黙る。
アレとはきっとユニーク魔法の事だ。
「ジェイド……？」
君だけ結果知ってるもんね！！？
今使ったら無駄打ちだもんね！！
「はぁぁ……ほんと、うっぜぇぇ。
早く言えよ。」
首に手を置いて、怠そうに
再び私に近づくフロイドくん。
「あは♡良いこと思いついた。」
何かひらめいたのか
表情が変わり、ニコニコし始める。
『ﾋｨｯ……誰か』
誰か助けてくれ。
欲を言えばレオナさん。
「……何考えてるんですか？フロイド。」
私の顎を掴み、
じーっと見つめるフロイドくん。
そして止める間もなく
私の唇にフロイドくんの唇が触れた。
『◎△＄♪×￥□＆％＃？！』
ピシリと空気が固まる音がした。
「なななな、な、なにしてるんですか！？」
「おや……。」
「大胆ね。」
公開処刑じゃないか、こんなの。
恥ずかしさで
今ならモグラよりも早く穴掘れるわ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
