ご馳走マッシュルーム！2 ページ22
ｸﾞｩｩｩｩ
『……！』
キノコ料理の香しさにやられ
私のお腹は限界だと、合図を鳴らした。
母の料理を食べなかった上に
こちらに来てからは
水すら口にすること無く
走り回っていたのだ。
「ふふ。Aさん、こちらへどうぞ。」
ジェイドくんが椅子を引き、
私をエスコートする。
「あ、あなた正気ですか……？」
「やめときなよー、エイちゃん。」
未だに蹲っている二人は止められるが
私はとてもお腹が空いている！！！
「どうぞ。」
カラトリーセットを料理の隣に並べ
早く食べてくれと言わんばかりに
ジェイドくんは促す。
『いただきます……。』
メインだと思われるキノコのパスタを
フォークに巻き付けて口に運ぶ。
『美味しい。』
暖かい料理を口にしたことで
なんだか涙が出てきそうだ。
早く帰りたい。
推しは遠くから眺めるのが一番だ。
これ以上は、関わっていけない気がする。
「！……そうですか。それは良かった。」
細く繊細なパスタ麺に絡まる
まろやかで優しいクリームソース。
そこにアクセントが効いたキノコの具材。
ほどよく混ざりあって飽きない味だ。
ジェイドくん……キミは天才だよ……！！
二人も見ていないで食べれば良いのに。
って言っても無駄か。
反応みるからに、相当食わされたな。キノコ。
ゲテモノ食いでも見るかのような目で
こちらを見ている。
やめて、私はグリムくんじゃないんだ。
変な石は誤っても食べないぞ。
水の入ったグラスを持った
その時だった。
『ぅあ……っ』
ﾊﾟﾘﾝｯ
落としたグラスが
静かなラウンジに音を紡いだ。
「おやおや、苦しそうですね。
どうしたんです？」
何これ。手足が急に痺れて……
ガクンと、
まだ料理の乗っているテーブルに
私は倒れ込んだ。
「エイちゃん……！！！！」
こちらに走ってきているのはフロイドくん？
よく見えない。と身体を起こし
痺れる手で目を擦った
『あ、違う。レオナさんだ。』
やだな〜、推しを見間違えるなんて。
「はぁ？！オレだし！！フロイド！！」
フロイドくん？
いや、どっからどう見てもレオナさんだよ。
『好きな人を見間違えるわけ……っ』
そこで私の意識は途絶えた。
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紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
