騒動アテンション！4 ページ17
『ラギーくんは
ラギーくんのままなんですね。
なんか普通。』
「普通が一番ッスよ。変なあだ名で
呼ばれるよりはね。シシシッ」
ラギーくんは、3年の先輩の方を見ながら
ニヤニヤと笑った。
「現に、ルークさんとフロイドくんには
変なあだ名付けられてるんで、
これ以上はごめんッス。」
「ムシュー･タンポポはお気に召さないかい？」
目尻を下げ、困ったように笑うルークさん
「気に入るも何も……複雑ッスよ。
敬意と言われてもねぇ。」
ラギーくんは言葉を濁した。
「ゴホンっ……皆さん。
話が逸れてしまっています。
Aさんが誰なのかという話でしたよね？」
アズールくんがその場を仕切り直した。
「そうだったね。
つい、話が盛り上がってしまったよ。
すまない、
私が誰なのか。
トリップしてきました。
なんて言って通じるだろうか？
黙り込む私に
視線が一気に集まる。
『私は……。』
なんて言えばいいんだ。
考えろ。
私は。
「それについては、私が説明いたしましょう！」
バサリと
マントを翻して現れた
不思議な雰囲気を持った男
「「は？」」
全員、鳩が豆鉄砲を食らった顔である。
「あ、学園長おつかれ〜。」
「これはまた……ご冗談を。
クロウリー先生が何故知っているのです？」
私にも分からない。
「手紙、まだ持っていますね？」
手紙……
『あ……これの事ですか？』
〈土曜の午後0時、植物園にて話があります。〉
「それです！それです！
私ったら、うっかりして
自分の名前を書くの忘れて
伝書鳩に渡してしまったんですよね。」
えっ
これ、クロウリー学園長が書いたやつなの？？
『いや、流れ的に、
その人に渡されたものだと……。』
私は縄で縛られている男を指さした。
「いいえ、これは紛れもなく
私が書いたものですよ。」
クロウリー学園長は話を続けた。
「約束通りの時間に
貴方はきちんと来ていました。
しかし、貴方の他にもう1人。
それが……
そこに寝転がっている生徒です。」
あ、縄で縛られていることには
ツッコまないのね……。
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紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
