金髪男子の学園調査【twst】【手下】 (ページ3)

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寂しいフェアウェール！ページ3

今日は待ちに待ったNRCの入学式。今朝起きたら馬の声がしてマキシマスだと思ったら黒い馬車がいてびっくりした。思わず二度見してしまったよ。

お母様…あ、いやゴーテル様にお聞きしたらなんとNRCからの馬車らしい。てっきり鏡から行く物だと思っていた。ここから違う世界に行くのに馬車で行けるのか…？とかなんとか考えながら準備をした。

「A、準備は出来たの？」

『はい、完璧です』

「あぁ、愛しのA。貴方に4年間も会えないなんてとても悲しいわ」

『僕も寂しいです。でもホリデーとハロウィンには必ず帰ってきますから！』

ゴーテル様は僕を抱きしめながらそう仰った。これからお母様とハグ出来ないと考えると…はぁ行きたくないなぁ。

まぁこれもオトナになる一歩だってファージャが言ってたし、僕頑張るぞ！！！

と、意気込んだのは良いものの矢張り寂しいわけで行くのを少し渋っていたらそれを見たお母様が

「あぁ！そうだ、まだ貴方にアレを渡してなかったわね～！」

『アレ…ですか？』

「そうよ～！ほらこれよ」

そう言ってお母様は僕の目の前にアレを出した。

『これは…！！』

「貴方髪を梳かすのが好きでしょう？私も貴方の綺麗な髪の毛好きだし。それに他のヴィランズ達からは手鏡をもらったんでしょう？だったらこれしかないわよね～」

アレとは髪を梳かす櫛(くし)だった。丁度欲しかった物だったしそれにセンスが良い！！！流石です！！！！！！

尊敬する方々からは手鏡、お母様からは櫛。とんでもないプレゼントだ。これはやる気も出てくるな…！

『プレゼントありがとうございます！一生の宝物にします！！』

「喜んでくれたなら良かったわ！頑張ってね、貴方ならなんでも出来る。だって私の息子なんだから～」

お母様と最後のハグをして僕は塔から降り、黒い馬車に乗ってNRCに向かった。

「ふふふ、貴方ならできるわ。お母様は信じてるわ」

『よし！これから頑張るぞ！！でも此処から行くとしたら遠いのでは…？』