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同室ヴァリアス! ページ13

__オンボロ寮


「これは…」

『随分と…』


蜘蛛の巣に枯れた木、掃除されてない庭。


  はぁ〜〜〜(クソでか溜息)



「A…そんなデカい溜息しなくても」

『嘘、漏れてた?』


漏れたよ。とユウが言ったがそう言うお前も本音漏れてるからな。小さい声で「マジかよ…」って言ったの聞こえてたからな。


「さぁ、中へどうぞ」


クロウリーあんたは何でそんな楽しそうなんだ…。




__オンボロ寮・談話室



「ここで有ればとりあえず雨風が凌げるはずです。私は調べ物に戻りますので適当に過ごしてください。学園内はウロウロしないように!では!」



喋るだけ喋って居なくなった…。本当にカラスみたいだな。


「マゴールくんはユウくんと一緒にいてくださいね!
いいですか、勝手に寮に行かないでくださいね!!」

『分かってるよ!!!!』


まだ居たのかよ!!!全く本当にカラスじゃないか。よしこれからはカラスと呼ぼう。



さて、まずはこの真っ白な埃を掃除して…


「わぁ〜真っ白な埃が雪景色みた〜い…」

『………』

「あははは」


はぁ〜もう何で僕がこんな事に巻き込まれなきゃ行けないんだよ。


「ねぇ、A。雨降ってきたよ」

『え、嘘。本当だ…僕どうやって帰るんだろ』

「ここ、雨漏りしないかな」

『確かに。不安だからバケツ用意しておくか』



さて、バケツ探しでもするか。と言うかここにバケツなんてあるのか?えっとこっちは玄関で階段があるのか。階段…蜘蛛の巣だらけじゃないか。よし、行ってみるか。



ギシ

ギシ

ギシ




歩く度に軋む音がして少し不安を煽る。


部屋があった、よし、入ってみよう。ここは寝室か?ベッドがあるけどやっぱり汚れてる…ん?シワが一つもない…。誰かが掃除している?それにこの鏡。やけに磨かれている。何故だ。誰が何のために?


ここには誰かが住んでいるのか?だとしたらクロウリーは何か言うはずだ。と言うことは無断に住み着いていると言うことか。



「うわぁぁあぁぁぁぁぁぁ!?!!?」


『!!何!?』


雨の大きい音と同時に聞こえたのはそれよりも大きなユウの叫び声だった。

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にゃーちゃん - 超面白かったです!更新楽しみにしてます!! (2022年2月28日 4時) (レス) @page22 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピアろ x他2人 | 作成日時:2020年9月8日 21時

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