いつも元気なあの子の本性【twst】 (ページ4)

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女の子ページ4

ﾓﾌﾞ「お、姫じゃん！元気かー？」

ﾓﾌﾞ「姫！？うわマジじゃん！」

「げんきー！」

中庭で日向ぼっこしていた私は、そろそろ鏡の間に戻ろうとしていた所でスカラビア生に出会った

ﾓﾌﾞ「姫髪伸びたなー」

「ほんと？」

ﾓﾌﾞ「あぁ、相変わらず綺麗だけどな」

スカラビア生てほんとにいい子すぎる

いやこの学園の生徒がいい子ばっかなだけか

「えへへ、ありがと～！！」

鏡の間に着くと、既に生徒達でいっぱいだった

「あっ、クルーウェルせんせ！トレインせんせ！」

闇の鏡の近くで話している先生達を見つけ、駆け寄る

ｸﾙ「子犬、元気なのはいいが走るな」

ﾄﾚｲﾝ「相変わらずだな」

少し微笑んで私の頭を撫でてくる先生

私犬なのかな

ｸﾙ「もう少しで始まるから大人しくしてろ」

「はあい」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

無事に最後の一人まで寮の組み分けが終わったのはいいが、学園長であるクロウリー先生がいない

「せんせーどこ行ったんだろうね」

相変わらずタブレット姿で参加しているイデアに聞く

ｲﾃﾞｱ「さぁ、あの人のことだからなんかしてるんだろうけど」

かすかに聞こえる電子音

「絶対ゲームしてるでしょ」

ｲﾃﾞｱ「とか言いつつAもしてるじゃん」

「まあまあ」

だんだんとざわつき始めた頃、ようやくクロウリー先生が鏡の間にやってきた

「あ！！せんせーやっときた！」

ｸﾛｳﾘｰ「すいません、少し事情がありまして…ユウさんこちらへ」

私の頭を一度撫でた後、誰かを呼んだ

ﾕｳ「はいっ…」

クロウリー先生の後ろからついてきたのは一人の女の子

「えっ、女の子だ！！」

ここは男子校なので自分以外に女子なんか見たことがない

いや、もしかしたら可愛い男の子か？と思ったがスカートを履いているので多分女の子

ﾕｳ「…誰ですか？」

明らかに嫌そうな声

「私はAっていうの！訳あってNRCに在学してる二年生です！！」

ﾕｳ「…っ」

何故かクロウリー先生の影に隠れる

なんかしたっけ私

頭にはてなを浮かべていると、予想だにしなかった答えが返ってきた

ﾕｳ「Aさん、こわいです…っ」