P−25◆“マレウス・ドラコニア” ページ28
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「
「この学校に通ってるってマジだったのかよ……！？」
「怖えぇ……」
魔法士──あるいはそれを志す者において、“マレウス・ドラコニア”の名に覚えのない者などまずいないだろう。
世界でも５本の指に入るという、圧倒的な魔力と実力を持つ茨の谷のまさしく“大魔法士”。
Aもマレウスがこの学園に通っているという風の噂は耳にしたことがあったが、クロウリーに確かめることはなかった。──しかし、まさか本当に在学していたとは。
マレウスの姿はよく知らない。姿どころか、他の情報に関しても名前を聞いたことがある程度の認識だが、世界屈指の魔法力を持つからにはやはり、見るからに恐ろしげな大男だったりするのだろうか。
学園内でばったり遭遇でもしたらどうしよう、とAが思わず身震いする。その考えが完全にフラグであることには気付いていない。
──そして時間差で別のことに気付く。
今、場の注目は自分からマレウス・ドラコニアへと移ったのではないか──ということに。
──やった！ ありがとうマレウス・ドラコニア！
心の中で、会ったこともない相手にグッジョブポーズを決めるA。マレウス本人からすればわけが分からないことだろう。
「──おお、やはり。もしやと思って来てみたが、マレウスは来ておらなんだか……“また”式典の知らせが届いていなかったとみえる」
──そんな時、微塵の気配の動きも見せることなく、ひとりの男が鏡の間の前方に姿を現した。
老人口調をした、小柄な謎の人物の唐突な登場に、新入生達の間には無言ながらも一瞬で戸惑いと驚きが伝染していく。
慣れたものなのか、寮長達はやはり動じない。
アズールはやや演技じみた所作で面目のなさを表してみせた。
「申し訳ありません。決して、仲間はずれにしたわけじゃないんですよ？」
「どうも彼には、声をかけづらいオーラがあるんだよね……」
リドルも気まずげに続けると、老人口調の男はやれやれと言わんばかりにため息を吐いた。
「まあよい。ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい──……あやつ、拗ねていなければ良いが……」
──あの人、マレウス・ドラコニア──さんとどういう関係なんだろう……？
先程の件で恩を感じたのか、首を傾げるAはマレウスをさん付けするようになっていた。
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ヒメアミ(プロフ) - もちうさぎさん» お話が進んだりユニーク魔法とかがお披露目になったりすると多分速攻でバレる(？)と思うんですけど、一応某塔の上のプリンセスを元ネタにしてます……！😌 (2023年4月9日 14時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ - 夢主ちゃんのモデルって誰ですか！ (2023年4月9日 5時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ゆあさん» マジですか何よりでございますわ！！🥰彼にはただのマブで終わらず頑張ってほしいですね(誰目線？) (2023年4月7日 17時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - もう今回も最高でございましたわ！エースと仲良くなっちゃって！そのままくっつけー！！という願望 (2023年4月6日 22時) (レス) @page20 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！！ 続け方には気を付けてるのでそう言っていただけて何よりです〜〜😭 頑張ります！！💪🏻 (2023年4月4日 12時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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