【ツイステ】汝、大罪を従えし者【男主】 (ページ40)

今日:3 hit、昨日:28 hit、合計:287,272 hit

Ep.2-17 ページ40

Aside

「あーもー！平たく言うと闇堕ちバーサーカー状態ってこと！」

「このまま魔力を放出し続ければリドル自身の命も危ない。」

「命ぃぃぃ！！！？」

『…ねぇトレイさん。貴方が居ながら何故リドルくんはあの状態になったんだい？』

罪の祝福(ブレッシング・オブ・シン)をリドルくん以外を囲うように展開しながら彼らに近づいてそう言う。

「A…」

『学園長。防御は完璧だから今のうちに寮生の避難をさせておいて。

トレイさん、話は後で。君もリドルくんも、今回に懲りて反省するといいよ。

【忠実な武器(オネスト・ウェポン)】』

弓を出して矢じりに魔力を溜めてリドルくんへと放つとエースくんたちが続いて攻撃を始める。

けーくんたちが何か言ってるけど、説得はエースくんたちに任せて、とりあえず攻撃を続けた。

矢を放つも、リドルくんが操る薔薇の木に撃ち落とされる。

このままじゃ埒が明かないと思って、矢を真横に振り、大剣に変える。

「Aのユニーク魔法ってチートじゃね？」

『…はいはい、集中して、エースくん。』

「冷た…って、おま、突っ込む気か！？」

『後方支援は任せたよ』

「おいっ！無茶だって！！」

大剣を手にリドルくんへと突っ込んでいく。リドルくんは枝を蔓のように伸ばして攻撃を仕掛けてくる。

上、下、横へ、飛んだりしゃがんだりと避けていく。

「！うわぁ！！？」

後ろに飛んだ瞬間背後から声がし、同時に身体に衝撃がくる。

『っ、大丈夫？』

「はい…すみません……」

『いや、大丈夫だから早くひなっ！……っ早く避難して。』

「ひっ…はいっ！！！」

棘のある枝が伸びてきたが、咄嗟に避けて足元に刺さった。

これは好機と思って枝を掴む。すると、枝も腕にきつく巻きついてくる。

「Aくん！！？血が！！」

ユウくんの言う通り右腕には棘が腕に刺さり、血がブレスレットを伝って地面にぽたぽたと落ち、血溜まりができる。

そう、“右腕のブレスレット”に血が付いた状態

無意識にニヤリと口角が上がる。

『……汝、我と血の契りを交わし者、その契約の名の元にここに顕現せよ。

……サタン。』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

6/5 性格にヴィラン要素はあると思う追加しておきました