125 何がとは言わん。 ページ7
ｼﾞｪｲﾄﾞ「…へぇ、Aさんは、エリンギが好きなんですね。大きいキノコが好きなんですね」
『え？うん、まあそうだけど…その言い方は何か嫌だなぁ……』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「おっきいキノコが好きなんですよね？」
『……お、おっきいって……ちょ、僕の反応見てニヤニヤするのやめてよ』
おやおや、とニヤついているジェイドと二人で廊下を歩く。
何が、とは言わないが…ナニがとは。
僕の腕には実践魔法の参考資料。
ジェイドの腕には怪しい太い本がしっかりと握られている。
…ジェイドいわく、おまじないの本だそうだ。
怪しすぎるだろう。
『…そういえば、ウチのグリムが大変お世話になったようで』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「いえ、僕たちはお客様の要望に応えただけです」
『僕の何を条件にグリムにあの凄い対策ノートを？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「それは……僕の口からは何も」
にっこり、と笑っているジェイドをじとっと見ながら僕は前を向く。
何か嫌な予感がするなぁ…。
『まぁ、大方僕の体質が目的でしょう？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「…なぜ、そう思うんですか？」
『それしか僕の価値はないと思うから…僕なんてごく普通のどこにでもいるただの人間だから』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「童顔、はそうそういないと思うのですが…」
『コンプレックスでしかないよ。…生徒には舐められるし、お酒買ったら毎回年齢確認される……』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「ふふふ、意外と小さなことで悩むのですね」
『小さなこと…そう、だね、小さいかもね………』
確かに小さい事だったかもしれない。
グリムをあんなに叱りつけるのではなく、一緒にギリギリまで試験勉強に付き合ってやればよかったのかもしれない。
そう思うと、僕は居ても立っても居られない気分になった。
『ジェイド、僕、グリムのところに行くよ。またね』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「あ、Aさん！！もう少し…………行ってしまいましたか」
126 天と地の差→←124 こんにちは、ジェイド・実はヤバイ方・リーチ
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shiba(プロフ) - ツナマヨさん» コメントありがとうございます！一気読み、ありがとうございます！感激です！！！これからも、応援等々よろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (
レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 白玉うどんさん» コメントありがとうございます！！好きだと言っていただけで本当にうれしいです！！これからもよろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 睦月夜烏さん» コメントありがとうございます！アズールの刈り上げは最高だと思うんです！！笑これからもよろしくお願いします！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Makua*ぼっちさん» コメントありがとうございます！そうなんですよ、オクタ可愛いんです！！！刈り上げ最高です笑 (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - misérableさん» 毎日チェック嬉しいです、本当に亀更新すぎて申し訳ないです泣これからもよろしくお願いします！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年4月6日 13時
