150 僕もヴィランになってきた ページ32
『レオナが手伝ってくれないんだったら……自分で何とかするしかない』
本日は約束の3日目。
僕は息を潜めながら、モストロ・ラウンジのVIPルームの前にいた。
結局何も進展がないので、とりあえずエース、デュース、グリム、ジャックにもう一度アトランティカ記念博物館へと言ってもらった。
きっとそれにつられてリーチ兄弟はそっちに行くはず。
あとは手薄になったアズールの目を盗んで、なんとかして契約書を持ち出して……。
僕は掌にある金庫のカギを見下ろしながら、ごくりと生唾を飲む。
よし、やるしかな……。
『むぐぅッ！？』
いきなり後ろから口をふさがれ、ポケットの中をまさぐられる。
バ、バレてしまったのか、アズールに！！？？
だが、聞こえてきた声に僕はホッと安心する。
「シッ、黙ってろ草食動物」
「単身でアズールくんの巣穴に飛び込むとか無茶ッスよ！！さっさと鍵をオレに渡すっス」
『レオナに…ラギー！？』
ﾗｷﾞｰ「手に持ってたんスね。アズールくんはうちの寮生への対応に追われてこっちには来ないっス。今すぐ金庫の契約書持ってずらかるっスよ！！」
僕の手を引きながらラギーはVIPルームの中へと入る。
レオナも少しだるそうにしながらも、一緒に中へと入ってきてくれる。
『何でここに…？僕、今日ここに来ること誰にも言ってないのに……』
ﾚｵﾅ「ジャックの野郎がお前が一人でアズールとやるつもりだって言ってきやがった」
ﾗｷﾞｰ「メッセージ来た瞬間にベットを飛び起きてここまで来たのは誰ッスかねぇ〜？」
ﾚｵﾅ「黙れ、ラギー…グルル……」
『あり、がとう……凄く嬉しいよ』
ﾗｷﾞｰ「…まぁ、マジフト大会では、オレたちのせいでAくんはオバブロしちまったんで。これでおあいこッス」
シシシ、と笑ったラギーに泣きそうになりながら、僕たちは金庫と対峙した。
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shiba(プロフ) - ツナマヨさん» コメントありがとうございます！一気読み、ありがとうございます！感激です！！！これからも、応援等々よろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (
レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 白玉うどんさん» コメントありがとうございます！！好きだと言っていただけで本当にうれしいです！！これからもよろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 睦月夜烏さん» コメントありがとうございます！アズールの刈り上げは最高だと思うんです！！笑これからもよろしくお願いします！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Makua*ぼっちさん» コメントありがとうございます！そうなんですよ、オクタ可愛いんです！！！刈り上げ最高です笑 (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - misérableさん» 毎日チェック嬉しいです、本当に亀更新すぎて申し訳ないです泣これからもよろしくお願いします！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年4月6日 13時
