6 原作沿いしてくれ ページ7
中に入ると、中にいた人たちの視線が僕に集まる。
僕は慌ててフードを深く被り直し、俯く。
｢…学園長、それは？｣
赤髪の背の低い生徒が学園長に声をかけた。
あ、あの子がリドルだ。
ｸﾛｳﾘｰ｢新入生が1人足りないので探しに行って見つけてきました。さ、寮分けがまだなのは君だけですよ｣
『ぅえ！？寮！？僕が寮に入るんですか？』
ｸﾛｳﾘｰ｢あたりまえです！ここは全寮制ですからね｣
学園長は、僕を鏡の前に下ろした。
闇の鏡…だったか？
実物を見るとかなり怖い。
闇の鏡｢汝の名を告げよ｣
『…A…蓮見A…です』
闇の鏡｢A・ハスミ………汝の魂の形は……………わからぬ｣
ｸﾛｳﾘｰ｢なんですって？｣
闇の鏡｢この者からは魔力の波長が感じられない…色も、形も、無である。よって、どの寮にも相応しい｣
『そうなんですよ、魔法なんて使えない僕が寮に相応しいわけが……は？今なんていいましたか？』
闇の鏡｢魔力とは違う何かを持っている。どの寮でもやって行けるだけの経験と精神がある｣
『いや、待ってくれ。待ってくれ、闇の鏡さん。僕はここの生徒にはなれません。僕に魔力なんてないし、魔法なんて使えない』
ｸﾞﾘﾑ｢こいつ吐くことはできるんだゾ！｣
ｸﾛｳﾘｰ｢体力もないですよね！｣
『2人は黙っててもらっても？』
いやこの展開は聞いてない。
相応しくない、だったらその席オレ様に寄越せ！ってことでグリムが暴れて…。
それより第一に。
『僕は32です！！』
シーン、と静まり返る会場。
学園長なんて、ぽかんとしたあと、僕のことジロジロと見下ろしている。
そして僕のフードを取り、くすりと笑う。
ｸﾛｳﾘｰ｢ぶふっ、嘘をつくならもう少しマシな嘘の方がいいんじゃないですかねぇ、ハスミくん｣
ｸﾞﾘﾑ｢32って、無理があるんだゾ！流石のオレ様でも、オマエがまだ子どもなのは分かるゾ！｣
『は！？違う、確かに僕は童顔だって言われるけど、ちゃんと今年で32で、教師として働いてて』
｢お前が？俺よりも年下にしか見えないが？｣
するり、と長いしっぽのようなものが僕の顎をすくい、緑色の瞳に見下ろされる。
左目の傷…こいつが妹の推しのレオナ・キングスカラーだ、間違いない。
ﾚｵﾅ｢ハッ、どこからどう見てもただのガキだろ｣
12も下の相手に、鼻で笑われた。
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shiba(プロフ) - 青龍白さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新していきますので、よろしくお願いします笑 (2021年4月2日 18時) (
レス) id: 8645b7cf02 (このIDを非表示/違反報告)
青龍白 - 主人公が好きすぎる。神作ありがとうございます！ (2021年4月1日 16時) (レス) id: d8df8c2201 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - カルラさん» コメントありがとうございます！神、と言っていただけるほど、楽しんでいただけたようで嬉しいです！続編にも参りますので、応援よろしくお願いします！！ (2021年3月2日 13時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ハチさん» コメントありがとうございます！タイプと言っていただけてすごく嬉しいです！笑これからもおうえんよろしくお願いします笑笑 (2021年3月2日 13時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 巡さん» コメントありがとうございます！更新遅くて本当に申し訳ないです！！これから頑張っていきますので、よろしくお願いしますね笑 (2021年3月2日 13時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年1月24日 10時
