さりげなくあーんした時の反応。［リクエスト］ ページ6
□レオナ・キングスカラー
｢あ？これ美味しいって？…別に食べたくねぇって言ったらお前はむくれるんだろ。はいはい、仕方ないから食べてやるよ｣
お昼休み、ふとあーんなるものをしてみたくなった貴方。そわそわと彼を見ては肉なら構わないかと一切れ、箸で摘んで差し出してみれば、彼は嫌そうに顔を顰めつつも結局食べてくれました。やったとほくほく嬉しい笑顔を浮かべる貴方はそのままお昼ご飯再開、といこうとしたのですがいつの間にかぱしんと彼に手首を掴まれています。どうしたのかと首を傾げて彼を見た、その瞬間。気づけば彼との距離は零センチ。唇に触れた暖かな温もりに貴方は思わず赤面することでしょう。そんな貴方の様子を見てしてやったりとにやり、彼はニヒルに笑うのでした。
｢っは、お前が何したかったかなんてバレバレなんだよ｣
□アズール・アーシェングロット
｢おや、唐揚げをくださる、と？それはそれは。僕の好物を把握していてくれたのですか。なら、お言葉に甘えて頂きましょう｣
お弁当を開ければ中には唐揚げが。そう言えば隣に座っている彼の大好物だということを思い出す事でしょう。何ならひとつくらいあげても良いかとそっと差し出してみれば彼は瞳を輝かせます。直ぐに慌てたようにこほんと空咳したかと思えばそんな言葉を口にしつつ、彼は貰っても？とそわそわと視線を唐揚げに。そんな姿がどうも愛嬌があって貴方はついつい笑ってしまいます。そんな貴方の姿に眉を潜めつつ、結局彼は好物への誘惑に負けてぱくんと差し出された唐揚げを食べるのでした。
｢ん、美味しい…。これは貴方が作ったのですか？｣
□イデア・シュラウド
｢へっ？！な、何このハーレム展開によくある好感度が高くなるこのシチュは…。え、早く？せ、拙者の準備が整ってからにしてください｣
そっと好奇心から箸で卵焼きを摘み、彼に差し出してみれば意図に気づいたのかぼっと顔を赤く染めてしまいます。その後ぶつぶつと呟きながらもちらちらと貴方と卵焼きに視線を遣る彼。どうやらこういうのはゲームでは何度も経験していても自分がされるのは初めての様子。それに気付いて笑ってぐいぐい押し付けてみれば返ってくるのは裏返った焦り声。そんな彼を見詰め続ければ決意したのでしょうか、溜息を零してぱくんとその卵焼きを口に収めます。
｢あ、うま。これはA氏が作ったんでござるか？良ければまた食べたいな、なんて｣
終わり
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