後日のお話 ページ45
A.T
「いや分かってたけどさ！」
『……エースお前、いじめられてたりする？』
オンボロ寮から出て学園に向かう俺らを、クラスメートやら先輩やらが凄く遠巻きに見てくる。俺たちの通る前には人っ子一人いない。
完全に怯えられてるんだけど。その原因は隣で引いてるし。
お前のせいだよと頭を叩けば「痛い！」と声が上がる。
と、大通りの向こうで見知った顔を見つけた。ネイビーの髪と、目元に入る黒のスート。
「デュース！一緒に教室行こうぜー」
「！……エースか」
デュースは俺の声にびくりと肩を震わせて、ゆっくりと俺を見た。それからめちゃくちゃ小さい声で俺の名前を呼ぶ。
いや完全に怯えてんじゃん。デュース、あれは創作って言ってな？演じたのは俺だけど、俺は別にリドル寮長の首取ったりはしてないんだわ。
少し呆れつつ、監督生と一緒にデュースの隣に並ぶ。監督生とグリムを真ん中に、俺とデュースが挟む形。
しばらくすれば、デュースもいつもみたいに戻って俺たちと話し始める。
「……なんであんな時間に投稿したんだ。怖すぎてトイレに行けなかったんだぞ」
『それは申し訳ない。……にしても、動画見て思ったけどさ』
デュースの不満に監督生が謝る。その後、監督生は言葉を切って俺をじっと見つめた。
首を傾げると、監督生は一つ頷いてにっこり笑う。
『なんかエースって狂人役似合うね！』
「分かる」
「……え、いきなりの悪口？」
いきなりすぎて反応遅れたんだけど。デュースもうんうん頷いてるし。
俺が困惑していると、監督生が慌てたように首を振る。
ごめん違うと早口で告げて、監督生は俺に言った。
『そういう演技が上手い、ってこと。ほら、最後の笑い声のところとか』
「……あぁ、あそこ。凄くゾワゾワしたところだ」
「マジ？俺演技の才能ある？」
『あるある』
三人でかるーく言葉を交わしながら、学園に入る。早々に、先輩たちとエンカウントした。
至って普通なのはリドル寮長と俺、監督生だけで。周りの人達……特にデュースとケイト先輩とトレイ先輩は、全力で俺たちを引き剥がしにかかる。
待って待って、だから俺何もしてないんだってば！
「エースちゃん向こう行ってよっか、ね！」
「ケイト先輩、あれは創作っすよ！創作」
「分かってはいるんだが、モザイク越しとはいえ幼馴染の首が飛ぶのは……少しきつかったな」
「あっ。……すんません」
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莉音 - リクエストよろしくお願いします！！ オクタでMafiaをマフィアっぽくやっていただけると嬉しいです。お願いします！！ (8月15日 15時) (
レス) @page4 id: d629310a98 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - リクエストいいですか？イグニハイド寮で、プロセカをプレイしてほしいですね！ (5月2日 1時) (レス) id: 4d3d2a834d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - レオナさんが贖罪をｯｯｯｯちょっと発狂しながら踊り狂ってきます(((( (2023年2月27日 23時) (レス) @page31 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ray - ロ/メ/オなんでイデアとシルバーなんだ？と一瞬考えたけどそういう事か！つまり声y((殴 (2022年8月16日 2時) (レス) id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - キャラは思いつかないので主さんが決めてください！ (2022年5月8日 11時) (レス) @page4 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年10月24日 17時
