【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ10)

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犯人はラギー・ブッチさんという方なのでは？という結論に至り、エーデュースと共に追いかけた。

なかなかすばしっこくて全然捕まらなかったけど。
ぜぇはぁと息を整えていると、バカにするようにラギー先輩が笑った。

ラギー「もしここでオレを捕まえたってアンタらオレが犯人って言い切れなくないッスか？」

デュース「なんだと？」

ラギー「だって、オレが怪我させたって証拠、ないッスよね。誰かオレが魔法使ってるとこ見たんスか？そんで、それ写真に撮ったりしたんスか？してないッスよねぇ？」

立て続けに並べられる言葉にうめき声だけが漏れる。
何も言い返せないのが苦しい。ここにリドル先輩がいたらさっきみたいに顔を真っ赤にして怒るんだろうな………

ラギー「で？何でオレが犯人だって思ったんスか？」

グリム「お前のユニーク魔法と被害者の証言が一致してるんだゾ！オマエ以外ありえねぇ！」

ラギー「オレ以外にもこんな感じの魔法使えるやついるッスよ？アンタらの身近な人で」

ユウ「身近な、人……ですか？」

誰だろう、身近な人かぁ…
エーデュースはない、グリムも無理だろう。あとは…ハーツラビュルの3人の先輩？でも皆ユニーク魔法は違うし……
あとは誰がいるんだろう、全然思い当たらない。

悶々と考えていると、挙がった名前に喉元がキツくなった。

ラギー「ライヴ・クリストフ。お宅の同寮ッスよ」

ユウ「そんな、でも…ライヴさんのユニーク魔法は別ので、」

ラギー「詳しいことは本人に聞くか、ポムフィオーレの方々に聞いたらいいんじゃないッスか？次にオレを追い回すときには証拠揃えてから来てくださいッス」

マジカルペンを置いて駆けていく先輩の背中を呆然と見つめる。

いや、まさか、ライヴさんがあんな酷いことするわけがない。そりゃあなんというか、時々冷たいことを言うけど…考えもなしにそんな事するはずがない。

デュース「クリストフ先輩が、犯人…？？」

エース「共犯っつーこと？んー、わかんねぇ…」

その話は一旦持ち帰りとなり、全てリドル先輩に話をした。
リドル先輩たちはポムフィオーレの生徒に事情徴収をしに行くらしい。

その日の晩も談話室のソファで寝たけれど、ライヴさんか帰ってくることはなかった。