【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ3)

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今日も今日とて情報量の多い1日だった。

オーバーブロットについての詳しい解説、マジフトの…練習？大会出場権はないけど、まぁそこそこに楽しかった。

で、入り口で学園長と会って今に至る。
ソファに腰掛けて綺麗になった部屋全体を見回した。どうもライヴさんが頼んで、学園長に直してもらうよう頼んだようだ。

クロウリー「本当に、あぁ見えてクリストフくんは人使いが荒い……」

ユウ「…それ学園長が言います？」

クロウリー「彼と私を同じにしないでください、泣いてしまいますよ」

"よよよ……"と泣き真似をする学園長。
それを後ろから見下すライヴさん。軽く会釈をすると、ライヴさんは右手で手刀を入れる準備をしていた。

ご愁傷さまです…と目を瞑ると、学園長が鈍い呻き声を上げた。どうやら気絶しない程度に命中したらしい。

クロウリー「ッッッ、クリストフくん！？教師に手を上げるとは何事ですか！？」

『生徒に無理言ってここにいるのは誰。脅しは感心しない』

クロウリー「脅しではありません、お願いしたんです！」

『物は言い様。……来るなら言ってくれないと何も用意できない』

なんて言って、机の上にホットコーヒーが3つ置かれた。グリムはホットミルクらしい。

ライヴさんは1人掛けの椅子にそっと腰を下ろすと、行儀よくコーヒーに口をつけた。
もちろん俺はミルクと砂糖をたくさん入れた。甘い方が旨いじゃん。

クロウリー「ふふ、目上の人を饗すだなんて生徒の鑑ですねぇ」

『俺もユウもグリムも暇じゃない、早く本題』

クロウリー「まぁそう急かさないでください。私も少し心を落ち着けたいんです」

学園長は、ペストマスクを外さずにコーヒーを啜った。

4人で少しの間一息つくと、学園長がようやく本題を話し始めた。
サイドテーブルにはライヴさんの私物と思わしき、メモ用紙とスタイリッシュな万年筆が置いてあった。…面倒なことを言われるって分かってたのかな、学園長は俺が来る前からこんな様子なんだろうか。

クロウリー「実は最近、学園内で不審な事故による怪我人が続出していまして、それについての調査をお願いしたいのです。」

ユウ「怪我人……」

そう、なんだ？全く気付かなかった。
ちらりと隣を見ると、ライヴさんは顎に手を当てたままピタリと止まっていた。