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story3 ページ3

お礼を言おうと、助けてくれた人の顔を見ると









言葉が出なかった…









そう、助けてくれたのは私の元カレだったんだから









元カレの方はまだ気づいてない、今のうちにお礼を言って帰ろう。









そう思って、早口にお礼を言った









「助けてくれてありがとうございました…失礼します!」









そう言って、立ち去ろうとすると腕を掴まれた









「待てって、(人1)だろ…?」









なんで、なんで、わかんの…









私は勇気を持って元カレの方を向く









「お久しぶりです…」









そう言うと、彼は悲しそうな顔をしてこう言った









「なんでそんなに他人行儀なんだよ…前みたいに呼んでくんねーの?」









前みたいに…か…呼べるわけが無いじゃんか…









「呼んでくれよ…剛ってさ…」









「…剛くん…」









今の私にはこれが精一杯だった…









呼び捨てなんかにできない…だってまだ…









そんな事を思っていたら、剛くんに頭を撫でられた

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作者名:mayo@スマホの調子が悪い | 作成日時:2016年5月5日 1時

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