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お礼を言おうと、助けてくれた人の顔を見ると
言葉が出なかった…
そう、助けてくれたのは私の元カレだったんだから
元カレの方はまだ気づいてない、今のうちにお礼を言って帰ろう。
そう思って、早口にお礼を言った
「助けてくれてありがとうございました…失礼します!」
そう言って、立ち去ろうとすると腕を掴まれた
「待てって、(人1)だろ…?」
なんで、なんで、わかんの…
私は勇気を持って元カレの方を向く
「お久しぶりです…」
そう言うと、彼は悲しそうな顔をしてこう言った
「なんでそんなに他人行儀なんだよ…前みたいに呼んでくんねーの?」
前みたいに…か…呼べるわけが無いじゃんか…
「呼んでくれよ…剛ってさ…」
「…剛くん…」
今の私にはこれが精一杯だった…
呼び捨てなんかにできない…だってまだ…
そんな事を思っていたら、剛くんに頭を撫でられた
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作者名:mayo@スマホの調子が悪い | 作成日時:2016年5月5日 1時