8.昼食ギルティ! ページ8
「マレウス君は正直、ヤバヤバのヤバだよね。つか、それを言うならウチの寮長も激ヤバなんだけど〜。」
「ほんっとにな！タルトを一切れ食ったくらいでこんな首輪つけやがって！心の狭さが激ヤバだよ。」
そして半日がすぎ、昼食時。
その場に居合わせたトレイ、ケイトと共に食事を取っていたユウ、グリム、エース、デュース。
寮の話から寮長の話へと移り変わるもどうもタイミングが悪かったらしい。
「ふぅん、ボクって激ヤバなの？」
エースの後ろには話題の張本人、リドルと、そんなリドルに引っ張られて食堂にやってきたルシルが居た。
エースはリドルに気が付かず、思ったことをペラペラと述べていく。
そんなエースに対し、周りは顔面蒼白だ。
「そうだよ。厳格を通り越してただの横暴だろ、こんなん。」
「エース！後ろ！」
「でぇっ！？寮長！」
周りがひやひやする中、ルシルはただ1人ケラケラと笑っている。
それが気に食わなかったのか、リドルはルシルの足を勢いよく踏みつけると、ルシルは笑いを止め、リドルに素直に謝っていた。
「おっと、リドルくん。今日も激ヤバなくらいかわい〜ね♪」
「ふん。ケイト。あまりおしゃべりが過ぎるとそのよく回る口ごと首をはねてしまうよ。」
「いやいや、勘弁してよ〜！」
ピリピリとした空気の中、話は進んでいく。
ルシルはその話に入ることはなく、ただリドル達を見守っていた。
「というか、ルシル君とリドル君が一緒にご飯食べてたの珍しーね！」
「いや、今日は、ちょっとです、ね…」
「ああ、迷子になったのか。」
このやり取りに皆慣れた反応を示した。
一方ルシルはリドルとは偶に食事を共にすると必死に話題を変えようとする。
周知の事実なのだが、余程方向音痴の話をしたくないのだろう。
「ルシル。この後はシルバーに頼むといい。授業が違うからね。さすがに食堂内では迷わないだろう？」
「うん、ありがとうリドル。助かったよ。」
そうしてリドルが去ると、空いてる席にルシルが座った。
どうやらシルバーが食べ終わるのを待つらしい。
「寮長とルシル先輩って仲良いんすか？」
「そういえば1年の頃から偶に一緒にいるな。まぁリドルにルシルが引っ張られてるのが正しいのかもしれないが。」
「違いますよ、トレイ先輩！！ちゃんと仲良いですって！それに引っ張られてるんじゃなくてリドルが優しいんですよ。」
寮長が優しいとか考えられね〜と、エースが口を零した。
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます！ (2022年3月31日 15時) (
レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！応援しています！ (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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