13 ページ14
.
不死川 実弥 side...
「今回の最終選別では六人も生き残ったようだね、優秀だ。その中でもとても面白い子が居た様でね、皆にも聞いて欲しいんだ」
半年に一度の柱合会議。
お館様の話しを柱の面々は膝を着き、真剣に聞いている。
今回の最終選別と言えばAが受けたやつだ。
思ってもいなかった話題に首を傾げる。
「実弥」
「はい、お館様」
急に自身の名が呼ばれ、何事かと思いながら返事をする。
特に、今回の会議で問われる様な問題は何一つなかった。
「鱗滝 Aくんは実弥の継子だね」
「…A！？」
「ん？義勇の知り合いだったのかな？」
珍しく冨岡が声を張り上げ、お館様の言葉に反応する。
いや、それよりAの名前に反応をした。
Aと冨岡の繋がりなんて、今まで一度も聞いたことはない。ましてや何で冨岡が？
「いえ…すみません」
「彼は藤襲山の鬼を全て倒した様だね。実弥、いい子を育てているね」
「ありがとうございます」
「今度、連れて来てくれるかな。会ってみたい」
「御意」
少し戸惑った様子の冨岡は、お館様に謝罪を述べた後、顔を伏せたまま黙り込んだ。
Aが藤襲山の鬼を全て、か。
そんな好戦的な所をあまり見たことがないせいで驚いた。
いつも俺の言葉に少しだらしなく笑うAからは想像出来なかった。
だが、身体能力の良さや飲み込みの速さは確かにある。
Aの�犒鮫瓩悗料曚い�、原動力か。
Aは聞かれたことにはしっかりと答えるが、あまり自身のことを話さない。
まあ、それはお互い様か。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
303(プロフ) - 実弥さんも夢主もめっちゃ好きです！不器用でとっても優しいところ可愛いすぎます(^^)これからも応援してます (2021年1月4日 4時) (
レス) id: e43609f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やばい面白いですね(語彙力)めっちゃ好きです！！ (2020年12月1日 14時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朝ギ | 作成日時：2020年11月1日 22時
