01 ページ2
.
人間を主食とし、いつどこから現れたのかは不明。
それは、身体能力が高く、傷の治りも早い。
身体の形を変えたり、異能を持つ者も居り、太陽の光か特別な刀で頸を切り落とさない限り倒すことはできない。
そんな�犁喚瓩噺討个譴訛減澆鮟蕕瓩特里辰燭里蓮�兄さんが�犧能�選別�瓩噺討个譴襪發里�ら帰って来なかった日の事だった。
この現実が、信じられなかった。
覚めない夢の中に居るようで、息が上手く出来ない。
あの兄さんが死んだという事実は、余りにも信じ難い出来事で、弟である俺にとってただただ現実味のない話しだった。
聞けば、その時の選別で死亡したのはたった1人。
兄さんのみ。
山に放たれた鬼たちを殆ど自分だけで倒しており、人助けをしていたと。
「男に生まれたのなら」
何度も何度も耳にした兄さんの言葉が脳裏に響く。
優しく、正義感の強い兄さんなら、自身を犠牲にする。
だが、理解は出来ても納得は出来なかった。
その日、兄さんだけが鱗滝さんと俺の待つ家に帰って来る事はなかった。
冨岡義勇は、鱗滝さんが掘って兄さんに手渡していた狐面だけを持ち帰ってきた。
頬に傷のある、特徴的なそれは確かに兄さんの物。
何で、どうして、兄さんだけが？
何度も何度も冨岡義勇に酷い言葉を浴びせた。
「お前のせいだ！お前が一緒に居て何で兄さんが！お前は何してたんだよ！」
彼は黙って俺の言葉を聞いてるだけで、何も言っては来なかった。
どうか嘘だと言って欲しい。
分かっていた、頭ではちゃんと分かっていたんだ。
兄さんが死んだのは、彼のせいじゃない事ぐらい。
ただ行き場のない哀しみをぶつけるだけの幼い俺を、彼は黙って受け入れている。
その日の内から何度も何度も、鱗滝さんに最終選別を受けさせて欲しいと頼み込んだが、鱗滝さんは決して首を縦に振ることはなかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
303(プロフ) - 実弥さんも夢主もめっちゃ好きです！不器用でとっても優しいところ可愛いすぎます(^^)これからも応援してます (2021年1月4日 4時) (
レス) id: e43609f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やばい面白いですね(語彙力)めっちゃ好きです！！ (2020年12月1日 14時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朝ギ | 作成日時：2020年11月1日 22時
