wonderland56 ページ13
出来るだけ足音をたてないように遠くへと走る
未知の世界になるけど…やっぱりこの学園に残るよりかは安全だろう
学園の外へ出る事を決意したその瞬間、
再び複数の足音が此方へ近付いてきた
今度は……五人？
という事は多分……
エ「なーAそろそろ出てきてくんね？
さっき思いっきり担ぎ上げたのは悪かったって！
反省してるから戻ってこいよ」
デュ「僕もさっき肩を引く力が強すぎた
すまなかったな」
やっぱりハーツラビュルか
さっき追ってきてたトレイ先輩とケイト先輩と合流したのか
トレイ先輩とケイト先輩は特にさっきと変わった様子はない
ただその穏やかな言動が今の状況だと狂気にしか感じない
そして何よりも一番意識がいくのが…
リド「一体何処にいるんだい…
今すぐ出てくればまだ許してあげるよ
それでも出てこないというのなら……
お分かりだね？」
遠くからでも分かる程怒り心頭なリドルさん
いつも色白で羨ましいと思っていた顔は怒りで赤く染まり
口調こそまだ落ち着いているもののマジカルペンを持つ手は震え、瞳孔は開かれている
もしかしたらすぐ近くにいる事がバレてるのではないかと不安になる
…今の私の姿は透明になってるんだ
きっと大丈夫
あの五人が立ち去るまで息を潜めてれば
ﾊﾟｷｯ
「！」
足元に小枝が落ちていた事に気付かず
後ずさった際に運悪く踏んでしまった
静けさ漂うこの空気の中突然音がすれば流石に気付くだろう
…まだ距離はあるし今の内に離れればいける！
走り出すと同時に首に何かがはめられた
！これ…リドルさんのユニーク魔法の首輪
魔法が封じられたから姿を透明化する魔法も当然切れてる
今私に出来る事はとにかく走る事！
リド「首をはねられても尚逃げ続けるとは良い度胸がおありだね
……首だけじゃなく足も拘束するべきかな」
待て待て待て何恐ろしい事考えてるんだあの人
逃げろ！撤退、即撤退！！
・
・
・
「はぁ………やっと撒けた…」
首輪が着いてるせいで魔法を使えないが何とかハーツラビュルを含め逃げ切った
元々使えない生活だったのにこの一瞬で贅沢になったもんだな
そう苦笑するが既に門前まで辿り着いている
ハーツラビュルの後にイデアさんやスカラビアと出くわしたけど今こうやって無事にここまで来れたんだ
門を出れば学園の外…私にとって未知の世界
それでも逃げれるなら何でも構わない
そう一歩を踏み出した
マレ「探したぞ、人の子」
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ミゾレ - 風蘭dollさん» こんばんはパラレルパニックの展開どうなるだろうΣ（・□・；） (2021年8月11日 1時) (
レス) id: 2a975699e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ミゾレさん» ありがとうございます！フェアリーガラの前にこのパラレルパニックを終わらせないと…(´；ω；｀) (2021年8月9日 22時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
ミゾレ - 風蘭dollさん» なるほどゆっくりと考えて大丈夫です。 (2021年8月9日 22時) (レス) id: 1940d21723 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ミゾレさん» こんにちは！フェアリーガラですか…ゲーム内にストーリー残ってない上私も記憶がうろ覚えなので何とも言えませんが…検討しときます！最悪You Tubeでググるという手もあるので← (2021年8月9日 19時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
ミゾレ - 風蘭dollさん» こんにちは番外編のフェアリーガラは、小説出来ますか？ (2021年8月9日 18時) (レス) id: 0d5a35208b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風蘭doll | 作者ホームページ：http://flandoll'scollections
作成日時：2020年7月22日 21時
