【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ9)

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―――主 side

主「それなら、次会った時に何かプレゼントしてくれ」

ラ「次…？また会えるんスか！？」

主「ああ、必ず会いに行くよ」

ラ「分かったッス、そん時の為に素敵なプレゼントを用意しよくッスから！」

主「あいよ、じゃあなラギー」

ラ「ん、約束ッスよ！」

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ラギーと別れ、俺は王宮へと向かった

王宮に到着した俺は王様に合わせてもらえるよう頼んだが、そんな簡単に会える訳がないので仕方ないと思いながらナファール家に受け継がれている紋章を見せる

紋章を見た瞬間慌てて俺を中に通してくれたので、このまま王様に会いに行く

「ナファール家の者か。ようこそ我が王宮へ」

主「初めまして、ナツメ・ナファールと申します。王様に是非聞いてもらいたい事がありまして」

「ん？なんだ？」

スラムの事を俺は見た事、聞いた事などを全て話した

スラムを見回る兵は何も役に立っておらず、寧ろスラムの子供達にも当たり散らして権力を振りかざしている…と

それを聞いて王様は顔を歪め俺に謝罪をしてきた

主「少しでも、この国を良くしたいのなら自分の足で見てくる事だ」

「ああ、貴方の言う通りだ。必ず自分の目でスラムを見て回ろう」

主「よし。……それより、先程からこちらを睨んで居る奴は誰だ」

？「！！」

「なに？…レオナか、そんな所に居ないで挨拶をしなさい」

レ「……」

主「挨拶も出来ないのか？随分と世間知らずなんだな」

レ「チッ……レオナ・キングスカラー」

主「俺はナツメ・ナファール、よろしく」

お互いに名前を名乗りあったところで、王様に今日はここに泊まって欲しいとお願いされてしまい泊まる事となった

しかし、その日の夜…俺は殺気を感じ部屋を出る

この殺気はレオナの部屋から…。嗅覚や聴覚に優れている獣人用の対策としても訓練を受けてる為、気配を完全に断ち扉を少し開け中を伺う

「この時を待っていた」

レ「ぐッ…！」

「ユニーク魔法も使えまい！さぁ、死ね！」

レ「…ッ」

主「後ろがガラ空きだ」

「なっ！？」

ーーードゴォッ！！

「ぐはッ…！！」

レ「ゲホッ…ゲホゲホッ！！」

主「大丈夫か？」

レ「お、まえ…何で…」

主「ん、大丈夫そうだな。さてと…」

「ハッ、こんなガキに俺が負ける訳がない！俺は暗殺者だ…依頼は遂行する」

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