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―――主 side
訓練場を出てしっかり鍵を掛けた後、魔法で誰も侵入出来ないよう結界を張る
もし誰かが侵入出来たとしても俺に知らせが来るようになってるから、誰が来ても大丈夫だ
今日は授業も部活もない日、本来ならカリム達を護る為に一緒に行動するのだが、それではお前の学園生活が楽しめないだろ！とカリム達に怒られてしまった為、ラギーとレオナの居るサバナクロー寮へ向かう
ーーー『サバナクロー寮』
主「お〜、野性味溢れる感じだな」
「あ？てめぇナファール家の奴じゃねぇか」
「こんな所で何してんだ？」
主「どーも。レオナとラギーに会いたいんだが、居たりするか？」
「ああ、部屋に居るぜ？案内するか？」
主「頼むわ」
寮生に案内してもらいレオナの部屋に到着した
扉を開け中を確認すると、こちらを見るレオナとラギーの姿が。２人ともすげぇ驚いた顔してんな
レ「ナツメ、俺に会いに来たのか？」
主「お前"ら"に会いに来た」
レ「…チッ」
ラ「オレ達に会いに、わざわざここまで来てくれて嬉しいッスよ！」
主「たまには良いだろ？」
ラ「勿論ッスよ！」
レ「ナツメ、ここ座れ」
主「あいよ」
ラ「あ"ーー！！ズルいッス！」
主「なら、お前はここな」
ラ「シシシッ♪やった！」
レオナが胡座をかいてる足の上に座り、ラギーを俺の膝上に座らせそのまま抱き締める
俺に擦り寄ってくる２人が可愛くて、つい頭を撫でてしまうが許して欲しい。コイツらが可愛いのがいけないんだよ！
ラ「ナツメくん」
主「あ？」
ラ「アンタの番になりたいッス」
主「お前も懲りねぇな」
ラ「当然じゃないッスか！」
主「はぁ…」
レ「テメェは俺の番だろ」
主「違ぇよ」
ラ「何でそこまで否定するんスか？」
主「極力、アイツらが悲しむ事をしたくねぇだけだ」
レ「そんなにアイツらが大事か」
主「兄弟みたいなもんだからな」
レ・ラ「「……」」
急に静かになったな、流石に否定しすぎたか？
けどなぁ、こればっかりは仕方ねぇとしか言いようがないんだ。悪いな２人とも(汗)
ん？なんか２人して首元に顔擦り寄らせてんな…嫌な予感しかしないんだが、止めた方がいいか？
主「噛もうとすんなよ？」
ラ「何で分かっちゃうんスか」
主「勘」
ラ「勘かよ！」
レ「甘噛みだから安心しろ」
主「いや安心出来ねぇよ」
ラ「甘噛みなんで大丈夫ッスよ！」
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作者名：抹茶ラテ | 作成日時：2020年7月4日 18時
