【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ29)

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―――主 side

主「ほう…」

カ「ナツメー！見てくれ！」

主「あ？」

カ「ナイトレイブンカレッジから手紙が届いたんだ！」

主「カリムの所にもか？俺んとこにも来たぜ」

カ「本当か！？」

主「ああ」

カ「ジャミルは？ジャミルんとこにも行ってみようぜ！」

主「分かった分かった！腕を引っ張んじゃねぇよ！」

早く早く！と言って俺の腕を引っ張るカリムを見ながらジャミルの部屋へと向かう

ノックもせずに扉を開けるカリムには頭を抱えてしまうが、俺もジャミルももうそれは日常茶飯事なので慣れていた

特に驚く事もなく部屋にやって来た俺達を見て『どうした？』と言ってくるジャミルに、カリムがナイトレイブンカレッジから手紙が届いた事を報告する

カ「ジャミルにも届いたか？」

ジャ「ああ、この通り。しっかり届いてるぞ」

カ「そっかぁ〜！だったら、オレ達は一緒の学校に通えるんだな！」

めちゃくちゃ楽しいだろうなぁ〜♪なんて、いい笑顔で言うカリムに俺は瞬時に鼻を押えジャミルには呆れた顔をされた。解せぬ

ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が来るのは１週間後

それまでに、身支度を終えなければならない。これから４年間を学校の寮で過ごすのだ…それ相応の準備をしなくては…

主「ちゃんと荷物纏めとけよ？俺は先に準備してくるから」

カ「分かった！」

ジャ「分かったじゃないだろ、どうせ支度するのは俺なんだから」

カ「オレも手伝うぞ？」

ジャ「お前は何もせずに見ててくれ…、仕事が増える…」

カ「？なんかよく分かんねぇけど、ジャミルがそう言うんなら分かった！お前に任せる！」

ジャ「ああ、そうしてくれ」

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部屋に戻って荷物を纏める

衣類や風呂で使う物は勿論、俺の場合はナイフや短刀、鎖といった物も持っていく

勿論、学校に行っても特訓をサボる訳にはいかないので毒薬や解毒剤も全て詰め込む

ありとあらゆる場面を想定し徹底された武器を用意し終えれば、俺は自分にも武器を大量に忍ばせる

それから１週間はあっという間に過ぎ、ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が到着した

棺に入ってる衣類を身に付け、いつでも武器を瞬時に取り出せるようある程度衣類の構造を把握した俺はそのまま２人と同じように棺の中に入り蓋が閉められた

後は揺られる馬車の中、１０分だけと決め俺は眠りに落ちていく…

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