【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ31)

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―――主 side

フ「やっと会えた〜、ナツメって言うんだねぇ」

主「ああ、よろしくな」

ジェ「あの時は、本当にありがとうございました」

主「お礼はいいさ。お前が無事だったんだからな」

ジェ「傷は少しだけ残ってしまいましたが、全く問題ありません」

主「そうかそうか」

ア「ナツメさん、また今度ゆっくりお話しましょう。今は移動中ですから」

主「そうだな」

カ「おーい、ナツメ〜！」

ジャ「スカラビアはこっちだぞ」

主「ああ、待ってくれ。それじゃまた明日な」

ア「ええ、また明日」

ジェ「おやすみなさいナツメさん」

フ「ばいば〜い」

アズール達と別れカリム達の方へと走る

２人がどうかしたのか？と聞いてきたので、旅をした時に知り合った奴らが居た事を告げれば何故か２人の表情が真顔になった

しかも、目に光が宿ってない

おいコラ、カリムもジャミルもそんな顔をするな。弟妹や知らない女と話してる時に向ける表情を同じ生徒になったアイツらに向けるんじゃない…やめなさい(汗)

ーーー『スカラビア寮』

無事スカラビア寮へ到着した俺達は、現寮長の計らいで宴を開く事になった。つまりは、歓迎会のようなものだ

そういった事が嫌いな俺は用意されている部屋に帰りたい気持ちを抑え、カリムとジャミルが毒物を摂取してしまわないよう最善の注意を払って料理を見詰める

「さぁ、皆で乾杯をしよう！ようこそ、スカラビア寮へ！乾杯！」

「「カンパーイ！」」

主「……」

カ「どうだナツメ？」

主「毒物が紛れてる」

ジャ「やっぱりそうか」

主「これとこれは安全だ。どんな毒にも効く解毒剤を渡しておくから、何か異変があればすぐに飲め」

カ「ああ、分かった！」

ジャ「お前の解毒剤は即効性があるから助かる」

主「それじゃ、俺は動くとするよ」

カ「ああ！頑張ってこいよ！」

主「そこは、応援するとこじゃねぇぞ？」

カ「そうなのか？」

ジャ「そうだな」

カ「なるほど…お前らは凄いな！」

ジャ「凄いの意味が分からないが…バレるなよ？」

主「俺を誰だと思ってんだ？」

俺はそっと毒を仕込んだ犯人…、寮長の隣に居る生徒へと近付く

皆が歌って、踊って、食事を楽しんでいるから俺が何処に移動しようが皆気付かない

そして、とある生徒に近付いた瞬間……俺は忍ばせていた猛毒が塗られた細い針を頸動脈に突き刺した

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