【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ13)

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―――主 side

主「着いたのは良いが…、平和だなここ」

特に何かある訳でもなく、ただただここは平和そうな国だった。大人達も仲良くて、子供達も皆楽しく遊んでる。まぁ、この国は見て回るだけだからすぐに離れる事になるんだけどさ

あ、ここケーキ屋だ。…移動で疲れたし、ケーキの一つくらい食べても構わねぇよな？

俺はそのケーキ屋に入った

「いらっしゃいませ」

主「すげぇ…」

「どのケーキにします？」

主「えっと…、苺タルトとチーズケーキ…」

「ふふ、少々お待ち下さいね」

そう言って女性は店の奥へと入っていく

俺は椅子に座りケーキが出てくるのを待ってる間、人の気配を２つ感じていた

１人はメガネをかけた少年、もう１人は猫耳を生やした少年

一体何か用なのか？

主「さっきからこっちを見てなんだ」

？「あ、いや…ごめん」

？「お前さん随分とカッコいいにゃ〜」

主「？そうか？」

ト「うん、カッコいいと思う！俺はトレイって言うんだ」

チ「チェーニャでいいにゃよ？」

主「ほう…」

ト「お前の名前は？」

主「このケーキを買ったら居なくなる、名前なんて聞いても意味はないと思うが」

ト「え、居なくなるって？旅でもしてるの？」

主「ああ、旅をして世界を回ってるところだ」

ト「すごいなお前！」

チ「世界かぁ〜物凄くカッコいいにゃ〜」

主「フッ、ありがとよ」

「はい、お待ちどおさま。苺タルトとチーズケーキよ」

主「ありがと」

ト「また会えた時、今度こそ名前を教えてくれよ！」

主「会えたらな」

チ「そん時は世界の事も教えてほしいにゃ」

主「あいよ、じゃあな」

手を振ってケーキ屋から離れ、ベンチに座ってケーキを食べる

めちゃくちゃ美味い…。正直、ジャミルの作る料理以外全く興味は無かったけど、これはかなりいけるな

うん、ごちそうさま。大満足です

さてと、次は…何処に行こうか…海もいいな。俺らの所は砂漠だし、海なんてなかなか見られねぇもんな。よーし、決まりだ

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ーーー『何処かの浜辺』

お〜、潮風が気持ちいいな。やっぱり海はいい

中でも、夜に見る海が１番好きなんだよな。１回しか見た事ないけど

それにしても、何だか大人達が何かを探してる様子だな。『人魚』がどうとか言ってる…何かあったのか？

確かに人魚は高く売れる程希少価値が凄いが…

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