ヤンデレがそらる ページ32
しーんと辺りは静まり返ってしまった。
誰も何も言わなくて、ただ狂気じみた空気だけが私達を支配した。
目の前にいるまふまふ君は私を見下ろしていて
初めてまふまふ君が怖いと思った。
「ねぇ、まふまふ」
その時、そらる氏が口を開いた。
……よくこんな空気の中言えるな。
「なんですか？そらるさん」
突然のそらる氏の問いかけに、まふまふ君は一瞬怪訝な顔をしたがでも直ぐに元の調子に戻った。
「なんでそんなキレてんの？」
「……別に、そんなキレてなんてないですよ。ただ、Aが僕以外の奴と一緒に居るって状況が、ちょっとだけ少しだけ、嫌なだけです」
そう言うまふまふ君の瞳は黒く闇が灯っている様で、思わず目をそらした。
あの瞳は何処までも奥深く続いている様で、あの沼に捕まってしまったら一生そらせない、離してはくれないだろうなと再度思い直した。
「A、何処見てるの？」
私がまふまふ君ばかり見ていたからだろうか。
いきなり耳元でそらる氏がこんな事を言った。
「Aは、俺だけ見てればいーの…って言うか、俺以外見たらその目再起不能にするよ」
何処か笑みを含んだ顔で、意地悪くそらる氏は言った。
こんな時でも不覚にもかっこいいと思ってしまった私は、相当毒されているのだろうか。
「ふふ、何言っちゃってくれてるんですかそらるさん。Aは僕だけ、ですよ」
「ひっ、ぅ」
するりといつの間にか近づいて来て、まふまふ君はパッと一瞬でそらる氏から僕を引き剥がした。
そしてそのまま、僕の耳に欲をさらけ出す様にねっとりと執拗に舌を這わせると、甘く囁く。
「何、してたの…んっ、」
「耳、やめ…て」
まるで愛撫でもするみたいに、しつこく舐める。
私の耳は飴じゃないって言っても、どうせ聞いてくれないだろうと思って今はただまふまふ君を押し返すだけに集中しておいた。
とんとん、と強めの力で押し返してもまふまふ君はやめなかった。
それどころか、まるで耳だけじゃ足りないと言っている風に今度は私の鎖骨を舐め始めた。
いや私飴じゃねーよって割と本気で言いそうになったけど、力が抜けてそれもただの悲鳴に変わった。
「ま、ふ」
この行為を止めて欲しくて、まふまふ君の名前を呼んだのだけどしかしこれは逆効果だった様で。
チクリ、チクリと沢山のキスマークをまふまふ君は付け始めた。
まふまふ、そらるがヤンデレ&宣伝→←記事記載、ヤンデレがまふまふ
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siranna - 何かの事情で更新できないとかですかね？でも、また作品で会えればいいなと思います！ (2018年6月22日 21時) (
レス) id: 8924ba12d6 (このIDを非表示/違反報告)
46猫＠スヌーピー(プロフ) - めっちゃ面白いです！それとあるふぁきゅんさんとクプラさん追加できますか？ (2018年5月31日 21時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
ハル猫 - 名前の変更でけへんー (2018年5月21日 0時) (レス) id: 43f0908ced (このIDを非表示/違反報告)
夕空 - うそだうそだぁー東方叫んでいたらマザーにオコラレマシダ (2018年5月20日 23時) (レス) id: a5be9f0e20 (このIDを非表示/違反報告)
雪まる./(Hina(プロフ) - そうですか…悲しいですがまたこの作品以外のところなどで会えることを願って、待たせていただきます。 (2018年5月20日 22時) (レス) id: 1acb479d41 (このIDを非表示/違反報告)
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