会えんようなったら �� ページ9
Side 侑
サムん腕の中で、ボロボロ涙こぼして
ぽつりぽつり、言葉を紡ぐA。
指、絡めて握ったらその手は熱のせいで熱くて
「お前が絶対とか永遠とか、何の根拠もない言葉嫌いなん知っとるし」
「…うん」
「俺らやって信じとるわけやない。バレー以外で使わん。責任も取れんし」
でも、
「あえて使うわ。絶対離さん。俺んことずっと見とってくれるんやろ」
「…うん」
「おれや。見えるところに」
言葉なんか何とでもなる
思ってへんことも言える
俺にとってどうでもええやつに対しては、なんぼでも。
でもこいつには、嘘つきたないねん。
「…これから行動でぜんっぶ示したるからよそ見すんなや」
「夢でもなんでも、都合ええほうに受け取っとき。現実にしたる」
握り返される手
こんなちっこかったっけ。
「…好きや。だいすき」
繋いだ手、そのまんま持ち上げてすり寄るから
目、離せへん
「俺らもやで」
「目ェ瞑り。一緒おるから」
サムの胸に頭預けて
俺と手握ったまんま、目瞑ってしばらくしたら寝息が聞こえた。
「しんどいの全部俺らに飛んでこんかな」
「…な、全部もらったんのに」
「ツム」
「なん」
「お前がおらん間は俺がAんとこおるから」
「なんやねんそれ」
「恥ずかしい姿見せんなや。Aにも北さんにも俺にも笑われんぞ」
「…そんなヘマせんし。お前が店やっとる間は俺がAんとこおるし」
「別に店やるとしても俺が近くおるから心配せんでええで」
「ハァ？俺かてバレーしとっても近くおるわ！」
「デカい声出すな言うたやろ！」
「お前もじゃ！」
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宮兄弟推し - めっちゃきゅんきゅんした！宮兄弟推しにはたまらん作品だと思います！ (5月17日 19時) (
レス) @page36 id: e2e9177bef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：san | 作成日時：2022年10月18日 10時
