Twilight (ページ3)

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しゃぼんだまページ3

YH｢ぼく大きいしゃぼんだまつくれる！｣

『…すごい』

YH｢でしょ！！｣

最初こそ慣れなかったけど少しずつ
ユノ君と話せるようになった。

YH｢なんでいつもつくえの下にいるの？｣

『…。』

そう言われると私もちょっと分かんない

だけどずっと引きこもり続けて最終的に今更どう出ていけばいいのか分からくなっていたのかもしれない

YH｢今日みたいにみんなとあそべばいいのに｣

『…ともだちいないもん。』

YH｢え、なんで？｣

『えっ？』

YH｢ぼくはともだちじゃないの？｣

『えっ…？』

もう友達認定していいの…？

YH｢じゃ、ともだちになろ！！あしたもあそぼ！｣

『あしたもあそんでくれるの…？』

YH｢うん！だからつくえの下にはいかないでね｣

『えっ…だめ？』

YH｢だめ！やくそく！｣

『うん…やく…そく』

その日から私は机の下に行かなくなった。
多少入ったりしたけど…

少しずつ皆に馴染めるように頑張って
あのいつもの場所も

先生｢本当にいいの…？Aちゃん…｣

『うん。ユノ君とのやくそくだから…』

そう言って撤去してもらった。

私の極度な引っ込み思案を治してくれた
ユノを私のお母さんもとても気に入り、
お互いの家を遊びに行ったり家族ぐるみで
仲良くなった。

幼稚園でも家に帰っても
ユノと一緒。

ユノはいつも、ずっと優しかった。

私が泣いている時はダンスを踊って笑わせてくれたし

その頃テレビでやっている戦隊ものにハマっていた

ユノは口癖のように｢ぼくはしょうらいAのヒーローになる！｣って言ってくれた。

まるで頼もしいお兄ちゃんとそれについていく妹

幼稚園の卒業式の時でさえ

先生に｢Aちゃんにはユノ君がいるから安心ね。ユノ君後は頼んだわよ｣

と言われたぐらい。

その関係は小学生になっても変わらなかった。