パラレル花嫁 もし、六つ子ちゃんがシンデレラなら__2 ページ47
シンデレラたちが集めたトカゲは、魔法のつえでお供の人になりました。
「ほらね。ドレスに、馬車に、白馬に、運転手に、お供。さあシンデレラたち、これで舞踏会に行く
仕度が出来たよ。それからこのガラスのクツを。」
そういって魔法使いは、シンデレラたちに小さくて素敵なガラスのクツをわたしました。
美しいドレス、かぼちゃから作った豪華な馬車、きらめくガラスの靴、シンデレラ六姉妹はとても喜びました。
最後に魔法使いはシンデレラたちに1つだけ注意を与えました
「12時を過ぎれば馬車もドレスも魔法が解けて元の姿に戻ってしまいます。ごめんね。だからね、必ず12時までには戻ってきてね!」
三「わかりました・・・。かならず12時に戻ってきます。ありがとう。」
シンデレラたちはそう約束して、皆大喜びで舞踏会へ出かけました。
さて、舞踏会に着いた美しいシンデレラたちは、たちまちみんなの注目の的となりました。
だけれど、王子さまは・・・
六姉妹「フータロー君/上杉/フータロー/上杉さん/上杉君/風太郎?!」
風「王子だ。目開けたら、裕福な城で生活している。」
五「上杉君、王子らしくできていますか・・・?」
風「もちろんだ。あぁ、とりあえず踊ってくれるか?」
王子様(風太郎)が手を差し出して言うと、シンデレラたちは、お姉さんから順番に前に出て、踊ることになりました。
初めに、一花と豪華に踊り、次に、二乃と軽やかに踊り、
また次に、三玖と静かに踊り、その次に、四葉と元気に踊り、
さらに次は、五月と丁寧に踊り、最後に六桜とつつましく踊りました。
シンデレラたちは、時の経つのも忘れてしまい、気がつくと、時計が12時を打ち始めています。 魔法使いとの約束を思い出したシンデレラたちは駆け出しました。
二「大変!12時だわ。もう帰らないと。」
一「え?本当だ・・・。王子のフータロー君、またね。」
五「おいしいケーキ、ありがとうございました。」
三「フータロー、さよなら。」
まだ六姉妹がどこの誰という設定なのか聞いていなかった王子様は引き留めようとしましたが、シンデレラたちはあっという間に消えてしまいました。 階段にはシンデレラの誰かが履いていた美しいガラスの靴が片方だけ残されていました。
王子様は、その靴を拾い、六姉妹に返そうとしました。
六姉妹の誰のものなのか、なんとか見つけ出し、靴の持ち主である___と結婚したのでした。
落としてしまったのは、誰だったのでしょうか。
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世阿弥 - 面白いです!! 五等分ファンなので頑張ってください (2020年12月13日 17時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
自己満者 - はよう更新してやぁ〜…。続きみたいぃぃ! (2019年12月20日 19時) (レス) id: d3e66ded78 (このIDを非表示/違反報告)
タコス(プロフ) - 五月は敬語なだけであってお嬢様口調(ですわ)ではないです…。他は結構面白いです(>_< ) (2019年9月21日 6時) (レス) id: 275b083357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年9月7日 21時