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(メルルside)
俺は気付いた。
別に弟とリサがどうなろうが、どうでもいいじゃねぇか。
ただアイツらと一緒にいれたらそれだけで。
「神よ...俺はまたアイツらに会いたい...どうか助けてくれ」
リサが笑顔で俺の名前を呼ぶ顔が浮かんで、柄にもなく泣きそうになる。
もう一度会いたい。
どうしてもまたアイツに会いたい。
俺にとって本当に大事なのは何か、ようやくわかった気がした。
ふと視界に入ったのは、切れ味の悪そうなノコギリ。
一瞬迷いながらも、それに必死で手を伸ばす。
「腹をくくるしかねぇってか」
自嘲的な笑みをこぼしながら、俺はそれを、手錠がかけられた手首に思い切り当てがった。
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ぺろ - 続きを楽しみにしてます (2022年7月15日 19時) (レス) @page25 id: 1cd0628146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aaa | 作成日時:2021年1月17日 12時