白い少女の物語 (ページ5)

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奏side ページ5

奏side

次の日

三「それ、俺の俺の」

奏「何で俺が持っているんですか」

三「いや～、なんか入っちゃったみたいだね(おれのスマホ)」

上手くはぐらかされた

Aは新しい家族のところで一緒じゃないし、不安でしかない

後日、電話してくれることになっているけど、そんな俺に構わず三神さんは話しをどんどん進める

俺、とんでもないとこに来たのかも

そんなこんなで、ここDFプロダクションのこと、アイドルのことなどを簡単に説明された

今はルーキークラスを見学中だ

奏「何で俺なんですか？」

スカウトした事に疑問をもっていた俺は思ったことを口にする

すると、三神さんから衝撃の一言

三「あんなに長い時間、風船配って疲れてないって凄いよ。
最高超えてるよ」

…凄いのって風船配りのこと！？

でも、そのあと三神さんに人の笑顔が好きでしょと言われ、言葉に詰まる

三「特に、一緒にいたコ、あの子も喜ぶかもよ？」

耳元で囁かれ、赤くなった耳を押さえる

奏「なっなんで⁉、Aが女の子って分かったんですか！」

三「あんなキラキラした笑顔で男の子って違和感あるよね」

(あとキミの反応もね。あきらかに好きなこに向ける笑顔だったし)

三「いや～、青春だね」

ニヤニヤした三神さんに反論しようと口を開こうとすると、後ろから知らない声が聞こえてきた。