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「夫のこと…千夏から聞きました？」
駐車場までの道を歩きながらAさんが話し出す。
「千夏ちゃんが小さい頃に離婚したって言ってましたけど…？」
「夫も警察官だったんです。
付き合って少したって…千夏が生まれて…
二人とも若かったんです。きっと。笑
お互いの仕事が忙しくなって…すれ違いが多くなって…
結局 一度開いてしまった溝は元には戻りませんでした。」
そうだったんだ…
確かに警察官って休みが無いようなイメージがあるし それが夫婦揃ってだったら…すれ違うかも。
「それからは千夏と二人で良いって思ってたんですけど…やっぱりときどきキツくて。
だから今日はすごく嬉しかったんです。
相葉さんのお陰で千夏に寂しい思いをさせずに済みました。
ありがとうございました。」
フワッと少し嬉しそうに…でもどこか哀しげにAさんが笑う。
そんな哀しげな笑顔見たら…放っておけない。
「あのっ！またこういう風に遅くなる日があったらいつでも千夏ちゃんのこと預かりますよ！
俺も 潤ちゃんも菫ちゃんも千夏ちゃんのことスッゴく好きですから！」
俺の話を聞いてさっきの哀しげな笑顔から一転…目を丸くするAさん。
「…じゃあお言葉に甘えてお願いします。」
そう言って笑った顔には哀しげな色は見られなかった。
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紫苑(プロフ) - 田舎のかもめさん» はじめまして田舎のかもめさん 紫苑です。感動したと言ってくださった事 凄く嬉しいです。名前のミスについてご指摘ありがとうございます。すぐに直します！ また何かご意見などありましたら気軽にコメントして頂けると嬉しいです！(*^-^*) (2015年4月1日 21時) (
レス) id: 49fa131e4f (このIDを非表示/違反報告)
田舎のかもめ(プロフ) - はじめまして(^ ^)いいお話で感動しました！ただ、相葉さんの下の名前の漢字ミスがどうしても気になって…。 (2015年4月1日 20時) (レス) id: c11bc5eeea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2014年10月16日 5時
