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話 [MINA] ページ21

ミナ side



あれからというもの、
ジョンヨンオンニとモモオンニに相談して
気を紛らわすことに精一杯だった。


笑いながら幸せそうにしているAとチェヨンちゃんを見ると、ちょっと泣きそうになる。



私も、Aの横で笑いたかったなって。

Aを独り占めしたかったなって。




……Aの彼女になりたかったなぁって。



それは、もう叶わないだろうから
私が諦めるしか他に方法は無くて。



でも、そんな簡単に諦められたら
こんなに苦労してないよねって(笑)




いつの間にか私の心を奪っていったA。
気がつけば好きになっちゃって
頭の中にはいつもAがいて、目が合うだけで、廊下で会うだけで、信じられないほど心臓が跳ねた。

諦めるって決めてもこれだから、もうダメ。



………本人に直接振られたら、諦めつくかな?



帰る頃、誰もいない部屋で言葉を練習する。
「私のこと、嫌いって言って?」ってなんかメンヘラみたいだし……
「私、Aの事が…」ってそれはただの告白だし、


あ〜もう、なんて言えばいいん……


息詰まっていると、部屋のドアが急にガラッと開いたので、驚いて反射的に物陰に隠れてしまった。



やっちゃった………これいつ出よう………



そう考えていると、私が大好きな声が耳に入ってきた。


A「サナ先輩」



その後、聞いちゃダメな話を聞いてしまったような気がした。

でも、完璧に出るタイミングを失った私は、どうすればいいのか分からなくて戸惑ったまま。


A「ほら、隠れてないでさ、出ておいでよ」



え、私、もしかしてバレてた……?



サナ「あ、チェヨンちゃん。」



私じゃないんかーい←


また出るタイミングを逃してずっと静かにタイミングを伺っていると、サナオンニとチェヨンちゃんが出ていった後、



A「………ねぇ、いつまでそこにいるの?」



完全にバレてたみたいで、Aに声をかけられた。


ミナ「…………ごめん。」
A「いや、大丈夫だけど…」
ミナ「その、ほんとに盗み聞きするつもりは無くて…」
A「分かってるよ。(笑)ミナオンニはそんな事する人じゃない。」
ミナ「…ごめん。ありがとう。」
A「チェヨンとサナオンニには黙ってるから。あ、さっきの話、誰にも言っちゃダメだよ?」
ミナ「………うん」
A「じゃ、僕行くから。」


出ようとしたAの服の裾を無意識に掴んで止めた。


ミナ「…ちょっと、話、あるんだけど。」

話 2 [MINA]→←物陰



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パスタ好きのさらさん(プロフ) - 完結おめでとうございます!これからも応援してます! (2018年6月22日 7時) (レス) id: 0a644f3842 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - お大事にリクエストいっぱいかいてすみません (2018年6月19日 14時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 堕天使さん» たくさんのリクエストありがとうございます!短編集で反映させていただきます!この作品で反映できなくてすみません(´;ω;`)これからもよろしくお願い致します。 (2018年6月18日 21時) (レス) id: 516fb7033f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - TWICE 全員と短編集でつきあわせて (2018年6月18日 18時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - リクエストサナとデート (2018年6月17日 0時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年4月17日 1時

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