あなたが…？ ページ18
A side
部活が終わって帰る頃、
僕はサナ先輩の所へ行った。
真相を確かめるために。
A「サナ先輩」
ｻﾅ「んー？どうしたん？？」
A「サナ先輩には、兄弟っていますか？」
ｻﾅ「どうしたん？急に(笑)」
A「あ、いや、面倒見がいいし、いるのかなぁ〜って」
ｻﾅ「え、サナってそんなにお姉ちゃんっぽい？(笑)実はな…妹がおるねん〜！」
A「そうなんですね」
ｻﾅ「うん、その子はな、運動が出来て気配り上手でルックスもいいし何でもできる！」
A「…すごいですね」
とっても楽しそうに 『妹』 のことを話すサナ先輩。
でも、急に真剣な顔になって
ｻﾅ「…私の事、お姉ちゃんやと思ってんねやろ？」
そう聞いてきた。
あまりにも急だったので、驚いて息が詰まりそうになる。
A「…えっ」
ｻﾅ「Aちゃんには、腹違いのお姉ちゃんがおって、その人は大阪出身で南京錠のネックレスを付けてる。そのネックレスはAちゃんの鍵のネックレスで開けられる。」
A「なん…で…？」
ｻﾅ「ふふっ、知ってるよ。私が持ってるもん。」
そう言って首元からネックレスを出すサナ先輩。
A「いつから、分かってたんですか？」
ｻﾅ「ん〜、Aちゃんがダンス部に来た時から、かな？」
A「じゃあなんで」
ｻﾅ「なんで言わんかったん？って？」
A「……はい。」
ｻﾅ「……びっくりしたっていうのもあるけど、1番は恨んでたって感じかな。」
A「……え？」
ｻﾅ「お父さんは、私とお母さんを見捨てたから。ま、今となってはそんな事もう考えてないけど！(笑)」
A「……なんか、ごめんなさい。」
ｻﾅ「ううん、大丈夫。Aちゃんが悪いわけじゃないし。」
そう言って少し笑ったサナ先輩は
いつもはしゃいでる顔と違って少し悲しそうだった。
A「その……」
ｻﾅ「ん？」
A「僕のこと、妹だとか思わなくて、いいです。」
ｻﾅ「え？」
A「だって、今更妹ですって言われても、どうしていいか分からないだろうし…僕自身、どうしていいか分かってないんです。お互いそれで気まずくなるんなら、僕らは先輩と後輩って関係じゃダメかなって思うんですけど……」
ずっと、これを言いたかった。
僕の提案を聞いたサナ先輩は、驚いた顔で僕を見てた。
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからも応援してます！ (2018年6月22日 7時) (
レス) id: 0a644f3842 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - お大事にリクエストいっぱいかいてすみません (2018年6月19日 14時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
想(プロフ) - 堕天使さん» たくさんのリクエストありがとうございます！短編集で反映させていただきます！この作品で反映できなくてすみません(´；ω；｀)これからもよろしくお願い致します。 (2018年6月18日 21時) (レス) id: 516fb7033f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - TWICE 全員と短編集でつきあわせて (2018年6月18日 18時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - リクエストサナとデート (2018年6月17日 0時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想 | 作成日時：2018年4月17日 1時
