叫ぶ男…YN ページ32
★★★
色々と考えて、
気持ちを切り替えてここまできて
どうしてこのタイミングでこんなふうに立て続けに…。
深いため息とともに、作業テーブルについた。
もう、考えない！
Aさんを頭から、心から、締め出してしまおう。
目の前の図面に集中するんだ！
そこからの僕は、
これ以上はないくらいの集中力で仕事をこなした。
ほんの少しでも隙ができるとAさんがよぎってしまうから
ひたすら図面から目を離さない。
だけど
集中することと、
ただ、闇雲にすることではちがうんだ。
何度となく小林さんにダメ出しをされながら、
結果的にいつも以上に時間がかかり、
チャンミンとの約束の時間をとうに超えていて
途中、チャンミン に遅れる話をしながら、
なんとか仕事のめどが立ってきていた頃だった。
今度は、チャンミンから連絡が入った。
仕事をしているとわかっていながらかけてくる電話の意味に少し胸騒ぎがする。
席を離れて、廊下に出てから通話に切り替えた。
「…もしも…」
『こんっっの、ヒョン！！』
いきなり、耳をつんざくチャンミン の高音。
「…な、なんだよぉ、びっくりするじゃんか、チャンミン …！」
『何を呑気に仕事してるんすか！！』
「…え？」
『仕事をしているヒョンの邪魔はしたくありませんが！
僕の情報網に、ヌナと浩一さんがひっかかったんですよ！
今日、結納だったんですって！！』
「……ああ、うん。しってるよ…」
『はっ？！知ってる？！どういうことですか？！知っててなんで呑気に仕事してるんですか！！』
「…呑気…って、僕は仕事をするために会社にいるんだからさ…」
『良いんですか？！このままで！
このまま手放してしまって良いんですか？！
後悔はないんですか？！』
チャンミンが
声をかぎりに叫んでくる。
「……仕方ない…だろ。Aさんが…選んだ道なんだから…」
胸の痛みに、
思わず胸を押さえた。
『本心じゃなかったら？！』
「……え」
『今までの、ヌナとヒョンを思い出してくださいよ！
自分に好意のある相手なんて、なんとなくその好意に気づくもんです！！
ヌナは、ヒョンを好きではありませんでしたか？！
そう思える瞬間は無かったですか？！
くそっ真面目なヌナは、駆け引きなんてできないし、嘘もつけませんよ！！
いくらにぶちんのヒョンだって、自分の好きな女性のことならわかるでしょう？！
ヌナは！
ヒョンを好きではなかったですか？！』
★★★
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まい - ピアスの件は話すことができてよかったと私も思いました。私はユノさんよりちょっと年下(ほぼ同世代)ですが、こんな風に思われたらキュンとしちゃいそうです(*^^*) (2019年11月7日 20時) (
レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» いつになったらなれますかね〜^_^; (2019年11月7日 18時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 素直になれ〜〜〜ヾ(･ω･｀) (2019年11月7日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» 激しいツッコミをありがとう！！ (2019年11月7日 15時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おいおいおいおいーっ！！！素直にならないとまぁ〜た誰かを傷付けちゃうわっ！(≧Д≦) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年10月14日 17時
