年下の男 26 (ページ7)

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弟の部屋…YN ページ7

★★★

「こんばんは～！」

チャンミンが元気よく挨拶をしてきた。

その後ろには斉藤くんの姿も見える。

「おう！遅くに済まんな！」

小林さんがチャンミンを見て片手をあげて

近づいてきたチャンミンの
頭の位置に顔を上げる。

「…こりゃまた……ユノよりでかいのかよ」

「お初にお目にかかります。シム・チャンミンです。よろしくお願いします」

そう言って深々と頭を下げるチャンミン。

「同級生の斉藤です！よろしくお願いします！」

横に並んだ斉藤くんも頭を下げた。

「おう！今回はうちの天然ユノのせいで色々と骨折ってもらったそうで、

どうもありがとう！」

て、天然？？

小林さんの言葉に目が丸くなる。

「いいえ～～こちらこそ、そんなヒョンがいつもお世話になっています」

改めて頭を下げるチャンミン。

…なんとなく面白くない…と思いつつも、僕のために動いてくれていることを思い出し

おとなしく2人の様子を見守った。

「あ、じゃあ僕の部屋に行きますか」

チャンミンの言葉に、斉藤くんがすかさず僕たちにスリッパを出してくれたから

「ありがとう」

お礼を言ってスリッパに履き替え、チャンミンの部屋へ向かった。

「狭いのでベッドの上にでも腰掛けてください」

「んじゃ、遠慮なく！」

小林さんはずんずんと中へと進み、どかっ…とベッドに腰を下ろした。

その様子にチャンミンはくくっ、と笑う。

「ん？」

小林さんが不思議そうにチャンミンを見ると

「いや、噂通り豪快な人だなぁ、と思いまして…」

「ユノ、お前俺をどんな風に話してんだよ」

小林さんの視線が僕に向く。

「え？いえ、別にそんな、変な話はしてませんよ！
頼りになる先輩がいる！としか言ってません！」

「ほんとかぁ？？
まぁ、そんなことはどうでもいい。とにかく、作戦会議だ！」

訝しげに僕を見た小林さんだけど、

すぐにチャンミンへと向き直った。

「…さっきの電話でも伝えたけど…

シム・チャンミン！」

「はいっ！」

★★★