砂糖とアリ ページ24
★★★
次長の締めの言葉で宴はお開き。
ほとんどが二次会会場へ移動し始めた。
愛しのダーリンが待ってるから、と若菜ちゃんは一次会で帰って行った。
いつもなら…
若い女の子たちはほとんどが帰るんだけど、
今年は違う‼
何故ならば、彼がいるから！
二次会会場へ向かうチョンくんの周りにうじゃうじゃと群がる女子たち……。
「…なんか…すげーな。」
私と並ぶように歩いていたコバさんが、その後ろ姿を見て溜息つきながら言う。
「…砂糖に群がるアリのようだ…」
「…コバさん、その例えはいかがなもんでしょう？
せめて、アイドルとおっかけとか…」
「確かにカッコいいとは思うけど…
あんなになるほどかぁ？」
「はははっ。コバさん、やかないやかない！」
「やっ、やいてねーよっ！
そりゃ、確かに背ぇ高いし、足長いし、顔小さくて整ってるし、スタイルいいし、頭いいし、
……って、
やっぱモテるのわかるな。」
しみじみ言うから、思わず吹き出した。
「ぷぷっ。何自己完結してるんですか！コバさん！」
「…まぁ〜、どうやら彼女もいないみたいだし、
誰がチョンをおとせるかなぁ〜」
「えっ？チョンくん、まさかの彼女なし⁈」
「こないだ聞いたらそう言ってたぞ。」
「あらぁ〜。
それじゃあ争奪戦、凄いことになりそうですね。」
目の前には、
相変わらず群がる女の子たちにも、にこやかな笑顔を向けているチョンくん。
「うちの部の女の子たち、結構レベル高いと思うんで、美男美女のカップルが出来そう〜！」
なんて浮かれてる私に、コバさんが一言。
「お前、参戦しないの？」
「へっ？？」
思ってもいない一言に、素っ頓狂な声が出た。
思わず、まじまじとコバさんを見つめる。
「……考えもしなかったですけど…
あの中に身を投じる勇気は…私にはないですよ、コバさん…」
二人で目の前の光景を見つめる。
「…だよなぁ…」
コバさんも呟く。
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
