小さな嘘 ページ11
⁂⁂⁂
「なー、お前最近付き合い悪くね？」
珍しく部活が休みになったから
チャリを押しつつ、仲間で帰宅していた時だった。
小学校から一緒の幼馴染みで親友とも言える浩介に
そんなふうに声をかけられた。
「え？そう？」
「うん。部活後もさっさと帰るしよ〜〜」
先輩との約束の時間に間に合わせるために急いでるからなぁ。
「あ〜〜…ちょっと…急いで帰んないとならなくて…」
「え？なんで？なんかあったん？」
「…特に何があったって訳でもないんだけど……
ええと……」
先輩から
付き合うことと、池のことは他言無用と言われていたっけ…
浩介くらいには言っても良いかな……でもなぁ……
「あ、ほら。
俺んち、母さんあんまり身体が丈夫じゃないだろ？
最近ちょっと…暑さのせいか弱っててさ…
だから少しでも早く家に帰ってやろうかなぁ、なんて」
我ながらなかなかな言い訳だと思った。
「えー！おばさん大丈夫なのかよ！」
浩介の声に
「お？なになに、ユノの母さんなんかあったの？」
「え〜〜？！どうしたの？なになに、何の話？！」
少し先を進んでいた連中がその足を止めて話の輪の中に入ってきた。
「あ、いや、最近ユノの付き合いが悪い、って話してたんだけどさ、おふくろさんの調子が悪いんだって！」
「えー？！おばさん大丈夫？」
「おばさん、あんまり丈夫じゃなーもんなぁ」
口々に、心配の声をかけてくれる仲間たち。
半病人に仕立て上げてしまった母に
心の中で手を合わせた。
「おばさん、ほんとに大丈夫？
何かあったら手伝うから、声かけてね！」
分かれ道で一度俺に近づいてきた朋美が
そう言ってくれて
「おう！サンキュー！」
手を振って帰って行った。
いつもより早い帰宅に
「随分早いわね！！」
母は目を丸くする。
最近は部活の後に、さらにホタル池に寄って帰るから帰宅は10時高くなっていた。
さて。
一度帰宅すると、今度は家を出る理由に困る。
いつもの約束は7時ごろ。
6時半には家を出たい。
なんと言って家を出ようか…
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ゆき(プロフ) - 最高の札幌参戦となりました。ゆうのさんご一家には、足を向けて寝れません。楽しかったです。ありがとうございました。機会があれば我が家にもおいでませ^ ^ (2019年12月16日 21時) (
レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 環琉さん» 環琉さん、プレミアムだったんだ！！私は初のスタンド！どの席でも、一粒になれる幸せを噛みしめましょう！！ (2019年12月16日 17時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» ですね〜。忘れられないけど、でもちゃんと愛する人を見つけて幸せになってくれると思います。(*^^*) (2019年12月16日 17時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 楽しかったです！また、来てくださいね！！ (2019年12月16日 17時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
環琉(プロフ) - ゆうのさん、あたしも思い出して泣いちゃうかもしれません。。。 あたしも今回の最初にして最後の今回のライブ！ 初めてのプレミアム席なので思いっきり楽しみたいと思っています。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: 3c1ded918f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年10月19日 9時
