ご褒美13…YN ページ27
★★★
もっと色々考えたかったのに
今、目の前のAさんが不安そうにしているのを見過ごすわけにはいかない。
遅かれ早かれ伝えたかった言葉。
真剣な僕の想い。
それが伝わることが一番大切だ。
手を取ってその甲にキスをして
溢れる想いをそのまま言葉にした。
「…Aさん。
僕と、結婚してください」
先の事は確かにわからない。でも、これが今の僕の本当の気持ち。
すると、
僕を丸い目で見るAさんの瞳に見る見る間に涙が溜まり始めて
ポロポロと溢れ始めた。
こんな姿は今までも何度も見ているから
もう、慌てない。
伝わったんだよね？
僕の気持ちはちゃんと。
その上でその涙は、
僕が思っている通りで間違い無いよね…？
Aさんは溢れる涙もそのままに真っ直ぐ僕を見て
「…うれ…しい……！」
そう言って微笑んだ。
その勢いでまた、勢いよく涙が落ちる。
服の袖で、その涙を静かに拭った。
その手でAさんの頬を包み込み
ゆっくりと顔を近づけて優しくキスをする。
少しだけ唇を離して
「…時期を見て…改めてきちんと、ご両親に挨拶に行きますから…
そしたら、韓国に行って…僕の家族にも会ってくださいね…？」
そう囁くと
「……うん」
微かにAさんの返事が聞こえた。
それが嬉しくて
Aさんを抱きしめる。
「…Aさんのお父さんに…OK貰えるかなぁ」
それが一番心配。
「…ユノくんと…お酒飲むと楽しみにしてるんだよ？お父さん」
胸の中のAさんの言葉に頬が緩む。
「…本当に？だったら嬉しいなぁ」
大好きなAさんの家族は
僕にとっても大切な家族だ。
「…お母さんも…ユノくんに韓国語教えてもらうの楽しみにしてるし…」
お母さんは実は密かに韓国ドラマにハマっていたらしい。
「お〜！それは是非！
美咲ちゃんは？美咲ちゃんにも気に入られてる？僕」
僕の言葉に、くすっ、とAさんが笑ったのがわかった。
「美咲が一番会えるの心待ちにしてるよ？ユノくんとお出かけしたいんだって」
「ええ〜？僕と？僕でいいの？
嬉しいな〜！今度一緒にどこか遊びに行こうね、Aさん」
実の妹とは離れているから
年は違うけどやっぱり妹という存在が嬉しいんだ。
僕がAさんの家族が好きなように
Aさんにも僕の家族を好きになって欲しいな。
そんなことを思う。
★★★
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ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 見切り発射です！(定番の)(笑) (2020年8月8日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの - おひさしぶりぃね！待ってましたよ、ドキドキ、キュンキュンだわ (2020年8月8日 13時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます(*^^*) 必死にスケジュール作成中です！！ (2020年8月4日 8時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - ゆうのさん、ありがとうございます。わくわく・・強行軍？楽しみです。 (2020年8月2日 16時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 見切り発車です…^_^; (2020年8月2日 11時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年4月26日 9時
