ご褒美14 ページ28
★★★
ユノくんの未来に私がいる。
私との未来を考えてくれている。
それはいつのことになるか、わからないけれど
ちゃんと
2人の未来がある。
そう思える事が
なんて嬉しくて幸せなんだろう。
ユノくんの全てが信じられるから
私は安心してその時を待とう。
そしてその時は
胸を張ってユノくんの家族に会えるように
私も毎日を大切に過ごそう。
温かなユノくんの腕に包まれて
そんな事を思う。
すると、テーブルの上に置いてあったスマホが
ラインの着信を知らせた。
ユノくんと私のスマホが同時に鳴ったのが気になって
2人でなんとなく顔を見合わせてスマホを手に取る。
「あ！」
着信はチャミくんからで
ソヒョンちゃんとのツーショット写真が数枚LINEで送られてきていた。
バースディケーキを前に寄り添う2人や、それを食べている写真。
ユノくんと私も行ったことのあるホテルのバーで、カクテルを傾ける2人は本当に嬉しそうな笑顔だ。
言葉は、一言だけ。
“感謝しかありません”
ユノくんといる時とも違う、柔らかいけれどちょっと男っぽいチャミくんの表情に
サプライズの成功を感じて嬉しくなった。
「ふふっ…ケーキ、ちゃんと食べてくれてるね！」
「有名なパティシエのケーキだからね！絶対美味しいはず！苺いっぱいだもん！僕も食べたかったなぁ！」
ケーキ写真を見てユノくんの口が尖る。
「今度、食べに行こ？
喫茶コーナーあったでしょ、あのお店」
私の提案に
「あ！うん！行こう！」
嬉しそうに笑うユノくん。
「本当に苺好きだよねぇ」
「…違うよ？」
「え？」
意外な答えに目が丸くなる。
「Aさんから、誘ってもらえたから嬉しいんだよ？
もちろん、苺山盛りも嬉しいけど！」
そう言って笑って、小首をかしげた。
「…え、えっと…、は、春になれば社員行事でいちご狩りもあるよ？」
可愛さに落ち着かなくなって噛んでしまった…。
「えーー？！いちご狩り？！マジで？！社員行事、って、Aさんも行ける？一緒に行けるの？！」
“苺”のキーワードに、私の焦りは気づかれずに済んだ。
「あ、えーと…今まで参加した事はないんだけど…多分……？大丈夫じゃないかな？？」
「行きましょうね！もし行けなかったら僕と2人で行きましょうね！」
真っ直ぐに私を見て誘ってくれる。
「…うん。行こう、ね」
そうだね。誘ってもらえるのは嬉しいね。それが好きな人なら尚更だね。
★★★
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ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 見切り発射です！(定番の)(笑) (2020年8月8日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの - おひさしぶりぃね！待ってましたよ、ドキドキ、キュンキュンだわ (2020年8月8日 13時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます(*^^*) 必死にスケジュール作成中です！！ (2020年8月4日 8時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - ゆうのさん、ありがとうございます。わくわく・・強行軍？楽しみです。 (2020年8月2日 16時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 見切り発車です…^_^; (2020年8月2日 11時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年4月26日 9時
