偶然の再会 ページ36
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それから月日は流れ
ミョンスからのメールは
日を増す毎に少なくなって行った
休みが貰えると言っていたのに
結局その話も一体どこへ…?
日本に来ると言っていたのに
やはり気が変わったのだろうか?
普通の女の子なら
もっとコミュニケーションが取れて
ミョンスだって楽しいはず
だからミョンスの気持ちが
きっと冷めてしまったんだと思った
わかってはいた事だし
覚悟はしていた
だけどミョンスとのメールのやり取りは
とても期間が長かったせいか
寂しさだけが残り
不甲斐ない自分に情けなさも感じた
はな「どうした?元気ない」
A「あ、大丈夫です;」
ボーッとしていた私を心配して
はなさんが声を掛けてくれた
自分が悪いのに周りに心配掛けさせて
一体何をやってるんだ…
頬を軽く両手で叩いて気持ちを切り替える
バイトを終えて
家までの道のりをゆっくり歩く
夜は何だか気持ちが滅入る
そして私は自然とミョンスと話した
あの公園へと足を運んでいた
街灯に照らされる小さな公園
人気なんかなくて静まり返ってる
ベンチに座ろうと階段を降りていると
ベンチに人が座っているのが見えて
思わず私は足を止めた
人がいる…
しかも1人だ…
どうしよう…戻る?
そんな事を考えながら
ベンチに座る人影を見ていると
何だか目が離せなかった
雰囲気が少しだけミョンスに似ていた
あまりのショックでこんな風に感じるなんて
私もかなりバカだなと鼻で笑う
するとベンチに座っていた人が
前屈みになっていた体を起こして
ベンチの背もたれに寄り掛かる
A「えッ…」
私は思わず声が漏れた
ベンチに寄り掛かった事で
横顔が街灯の灯りでハッキリ見えた
目鼻立ちのはっきりした綺麗な横顔
まさしくミョンスだった
A「なんで…」
心臓が痛い位に強く鳴る
声を掛けるべきなのか?
でも日本に来るなんてメールはなかったし
急遽決まった事だとしても
何も言われてないから
私に用事って訳ではないのかも知れない…
だけど久しぶりに見たミョンスは
少しだけ痩せてて疲れた様子で
何回か溜め息を付いていた
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Tomo(プロフ) - あ…(*´д`)ドキドキが止まらない。 (2016年2月10日 9時) (レス) id: c57dfa65b2 (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - こーいうのいいなぁ〜もうこっちまでドキドキ、ジットリですよ(//∇//) (2016年2月6日 21時) (レス) id: 266557d860 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - クンミンさん» 米ありがとうございます!!ミョンスで果たして変わってくれるのか!!笑 今後の展開に期待して下さい!! (2016年1月31日 16時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - とーってもいい感じじゃないですか?ミョンちゃんによって変わっていける気がしてきました(^^) (2016年1月30日 23時) (レス) id: 266557d860 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 椿さん» 米ありがとうございます!勿論ソンギュも良い感じで登場しますよ!私も同じくソンギュペンなので笑 と言ってもホヤ寄りのホギュペンです! (2016年1月30日 11時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2016年1月24日 22時