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私が中学生の時に両親は

交通事故で亡くなった

それも相手の飲酒運転が原因




一人っ子だった私は

いきなり孤独になった




最初の頃は一人で実家に住んでて

近くに住んでいた祖父母が

毎日食事を作りに来てくれていた




父は出張の多い仕事をしていたし

母も病院勤めだったから

夜に一人なんてよくある事だった




最初の1週間はなんて事なくて

2週間目から違和感を感じ始めた




“ おはよう ” って言ってくれる人がいない

“ いってらっしゃい ” って見送ってくれる人がいない

“ おかえり ” って出迎えてくれる人がいない




“ いただきます ”

“ ごちそうさま ”

“ おやすみ ”




全ての会話に対して相手がいない

些細な事なのにそれがすごく寂しくて

その時にようやく自分は1人なんだって気付いた




そこから私は祖父母の家で暮らすようになったけど

まだ中学生で良い悪いの判断は出来ても

気になる事は聞きたいお盛んな時期









ー Aは1人ぼっちで大丈夫?




ー 1人で寂しくない?









心配や気遣いの言葉だって事はわかってる

でもあの時の私にはそれが皮肉にしか聞こえなくて

次第に周りと距離を置くようになって

周りからも “ Aは可哀想な人 ” って

哀れみの目で見られる事が多くなった




勿論、不登校にもなったけど

祖父母が心配するからと

我慢に我慢を重ねた




高校に進学するにあたって

今のマンションのオーナーさんと

祖父が知り合いだった為に

コネで未成年ではあるけれど

一室借りさせて頂いた




それも祖父母から離れたかったから

祖父母の優しさは時として

鋭利なもので胸を突き刺す位に

苦しい時があった




そんな苦しさから逃れたかった









「他人に執着するのはそのせいもあると思います…どんなに元彼が酷い人でも1度心を許してしまったら簡単に嫌いにはなれないんです」



『なんか辛い事を思い出させてごめん』



「いえ…今は平気です。私も多少は大人になりましたからっ」









顔を上げて軽く鼻で笑うと

ジョングク先輩はいきなり私を

ギュッと強く抱き締めた









『そんな無理して笑わなくていいから』



「っ、」



『辛いなら辛いって言っていいから』









今まで弱音なんて吐いた事はなかった

だって吐いてしまったら

死んだ両親も哀しむし

祖父母にだって申し訳ない




私はいつだって明るくいなきゃいけないんだって…




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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります!! (2018年10月12日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです!!更新の励みになります!! (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(;▽;)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで( ; ; )私の生き甲斐です!(大袈裟)もう大好きです〜〜!!(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nono | 作成日時:2018年9月22日 0時

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