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ジョングク先輩の背中は広くて
背も高くて思わず見上げてしまった
近付いた時に仄かに香った甘い匂い
久し振りのジョングク先輩に
思わずドキッとしてしまったけど
やっぱり “ 過去の話 ” を思い出して
胸はチクリと痛んだ
『何しに来たんですか？』
「愛しい我が弟の様子を見に来たんだよ？」
『信じられません』
「本当だよ。久し振りに顔も見れたし安心したよ」
“ ヒョン ” って事は…
ジョングク先輩のお兄さん？
でも全然ジョングク先輩には似ていない
ジョングク先輩の横から
ひょっこりと顔を出すと
金髪の男性は私に気が付いて手を振った
「君、名前は？」
「え、あ…」
『答えなくていい』
「…っ」
答えようとしたら
上から強めの口調で塞がれた
ゆっくりと顔を上げれば
機嫌が悪そうな表情で
金髪の男性をジッと見つめるジョングク先輩
何だか不穏な空気を感じて
思わず口籠る私
「あ〜そんな怖い言い方したらダメじゃない？」
『…』
「ま、とりあえず元気そうで良かったよ」
金髪の男性はジョングク先輩に近付くと
肩にポンッと手を置いて耳元で何かを囁いた
その瞬間、ジョングク先輩の表情が変わって
少し焦ったような表情で金髪の男性に振り返る
「まだ気持ちがあるなら連絡先教えるけど？」
『いらないです』
「そう？じゃ、気が変わったら連絡して？また…」
ニンマリと笑った金髪の男性は
私に視線を向けると小さく手を振り
そのままその場を去って行った
ジョングク先輩と2人きりになると
何だか気まずくなってしまって
ジョングク先輩の顔が見れなかった
「あ、じゃあ…私もこれでっ」
『待って』
逃げるようにその場から離れようとしたら
ジョングク先輩に腕を掴まれてしまった
『ちょっと話しがしたい』
「…っ」
『…ダメ？』
そんな弱々しい言い方で
聞かれたら断れないじゃん…
小さく首を横に振るとジョングク先輩は
『中に入って』と美術室へと
私の腕を掴んだまま招き入れた
中に入ってゆっくりとドアを閉めると
ジョングク先輩は窓際の席に座った
そこには真っ白なキャンパスが置かれてて
何度も描き直した跡があった
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります！！ (2018年10月12日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです！！更新の励みになります！！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(；▽；)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで（ ; ; ）私の生き甲斐です！(大袈裟)もう大好きです〜〜！！(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年9月22日 0時
