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てっきりバラされると思ったのに
夕飯の準備が出来て他のメンバーがテーブルに集まっても
コヌは黙って何も言わない
思わず私はジーッとコヌを見てしまった
GN「僕の顔に何か付いてますか?」
A「いえ、別に…」
他のメンバーが話す中でコヌは黙々と食べ続け
終わると何も言わずに空いたお皿を流しに置いて
ご丁寧に私に軽くお辞儀をして部屋に戻って行った
A「…何あれ」
弱みを握った勝者の余裕なのか?
これから「黙っててやるから言う事聞け」的な
そんな脅しが始まるのか?
少しテンパりながらも洗い物をする
GN「Aさん」
A「は、はいぃいぃぃぃ?!?!?」
いきなり名前を呼ばれて挙動不審のような返事をする
振り替えるとコヌは目を丸くして驚いていた
GN「いきなり…声を掛けてすみません」
A「い、いいえ…そ、それより…どんな命令ですか?」←完全にヤラレル気
GN「命令?頼み事は命令となりますか?」
コヌは眉間に皺を寄せながら首を傾げる
頼み事…?もしかして…それがかなりすごい頼み事とか?!
オドオドしながらコヌの言葉に耳を傾けつつも苦い顔をする
GN「なんでそんな顔をしますか?僕が怖い?」
A「いや…な、何を言われるのかなって…;」
GN「何って…冷蔵庫のペットボトルが無くなりそうなんで明日買って来て欲しいって…それだけですよ?ww」
A「…え?」
期待とは裏腹に普通に普通の頼み事で
私は思わず拍子抜けした声が出た
コヌは冷蔵庫を指差して「ミネラルウォーター」と言った
私は小さく頷くとコヌは小さく笑った
GN「さっきはやり過ぎました。ごめんなさい」
それだけ言うとコヌは再び部屋に戻って行った
あれ…?本当にそれだけなの?
寧ろ逆になんか謝れてるけど?
あれを弱みに私に無理難題押し付けて来るかと思ったのに
何も変わらないコヌの態度に
私は少しだけ肩の力が抜けた
その日からコヌはいつもと変わらずで
私が韓国語を知っている事など
まるで忘れてしまったかのように
仕事に集中していた
コヌにとっては私が韓国語を知っていようが
関係ないって事なのかな?
やっぱりリーダーだからそういう所は
他のメンバーと違ってしっかりしてるんだな!!
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Nono(プロフ) - Wさん» 米ありがとうございます!マイネム小説は初挑戦なので…不安だらけではありますが暖かいコメントにホッとしております!更新頑張ります! (2016年3月29日 9時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
W - すごく面白いです!!毎日何度も覗いて新しいお話が出てないかチェックしてます(笑)それだけでも心がルンルンです♪♪更新大変だと思いますがぼちぼち頑張って下さい(*^^*)待ってまーす☆★ (2016年3月28日 22時) (レス) id: 158e795fbb (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - iさん» 米ありがとうございます!初めてのマイネム小説なので…すごい不安だったのですが…そう言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります! (2016年3月28日 11時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
i - 凄く面白いです!次の更新楽しみにしてます\(^o^)/ (2016年3月27日 14時) (レス) id: a16d4d154c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2016年3月15日 18時