35.もう一人の ページ34
それからは、いつの間にか日々が過ぎていくような感覚だった。
平日は、朝5:00に起きて、ランニングと腹筋背筋等をしてから栄養とカロリーを計算したフルーツドリンクを飲み、おにぎり1つを食べてそのまま学校。
学校が終わったら山守の車で揺られながらスケジュール確認と連絡事項の確認。
そのまま真奈香さんのダンススタジオに行ってみっちり夜まで絞られる。
その後、夜ご飯を手早く食べたら社長としての仕事を少しやり、就寝。
休日は学校の部分が社長としての仕事回りに変わるだけで、全く休む暇がない。
というか、すこしでも時間があれば寝るかIDOLiSH7の最新情報をチェックが出来るかくらいで、そもそもそんな余裕がないのもある。
「はあ…この前の野外からIDOLiSH7のLIVEにもなかなか行けてないな…。みんなの頑張ってるところ、生でみたい…」
真奈香「それは曲作ってくれる人見つけてからって自分で言ってたじゃない」
アイドルを始めるために必要なピースの一つ。
楽曲。
真奈香さんに交渉すると同時に探し始めたが、なかなかピンと来ない。
「そうなんだけど…なかなかいい人見つからなくて」
真奈香「あの子に頼めばいいじゃない。連絡はとれるんでしょう？」
「……連絡先、消されちゃったからさ。わかんないんだ」
真奈香「……そう」
プリムラは、私だけで名乗れるものではない。
ステージに立つのは私だけ。
でもステージ裏には常にもう一人いた。
ピアノやシンセサイザーはもちろん、PCに入れた音楽プログラムなどを使って音響でプリムラを作る。
それがアイツだった。
自分たちだけのライブの時は、たまにステージにあがって衣装チェンジの合間にピアノを弾いたりもしていた。
そのため、ファンにその存在は知られていたが、彼自身はスポットライトを当てられることを嫌っていた。
抜群の音楽センス。
作曲の才能はもちろんのこと、時には寄り添い、時には突き刺すような言葉を紡いだ。
だからこそ、プリムラを辞める時、一番怒って悲しんだ。
「きっとまだ怒ってるよ…。今更どんな顔してって思われそう」
真奈香「でも、今のAに一番必要な人でしょう？ 探せばどうせすぐ見つかるだろうし、なんなら山守がもう見つけてそうなものじゃない」
「確かに…」
真奈香「生意気なガキだったけど、今あの子と同じレベルの音楽が作れる人間はほとんどいないでしょうし」
「…ぐうの音も出ません」
「そうだよね……覚悟決めなきゃなあ……」
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津々里 捺貴(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年4月2日 2時) (
レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - この作品とっても好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 気付いたら10000hit…ありがとうございます！更新まばらで申し訳ない！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 1000hitありがとうございます！ (2020年2月28日 1時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - あまりにもアイナナでるの遅いですけど、出ますから！！！安心してのんびりお待ちいただければ！！！ (2020年2月21日 23時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：津々里 捺貴 | 作成日時：2020年2月14日 3時
