30.僕らは無限の… ページ29
IDOLiSH7 僕らは無限のDreamer!!
会場は、初ライブのあの会場。
収容人数は約3000人。そして完売。
今回は人気が出てきてから初めての大きなライブというのもあり、ライブTシャツなどの物販もある。
なかなかの戦場だ。
しかも、あいにくの天気。
酷い雨が降って中止にならないといいんだけど…。
「いい? どんなライブでも楽しまなきゃそれは参加している意味はない。だってアーティストはライブに来た人を楽しませるためにやっているんだから」
山守「社長の顔がこわい…」
「ペンライトみんなの分買ってきたから。あ、この色は大和さん。これはナギくん。みんなぜひ推しを作って帰ろう!!」
タレント達「はい!!」
私が先生に交渉した上で、ネットワークと戦いながらもぎ取った4枚。
そして事務所で山守が一番新しいPCと共にもぎ取った4枚。
計8枚の今日のライブチケット。
私と涼夏はもちろん、残りは山守と、勉強と息抜きになると思い、所属タレントを5人のメンバーで行くことになった。
私と涼夏と山守と滝君の4人は、運良く取れた前から10列目の席。
あとの4人は真ん中の席。
結構いい方だ。
涼夏「あー、なんかドキドキしてきた! 露出増えてきてるみたいだもんね、IDOLiSH7」
「そうなの! 涼夏のことだから、メンバーのこと予習してるとは思うけれど、私は一織君と陸君が好きなんだ!」
涼夏「そんな感じするよ…。私はなーー、ナギくんかな!」
山守「僕は大和君ですかね! なんだか似たような空気を感じる……」
「それはどういう意味…」
山守はちょっと怖いので、滝君に押し付けた。
開演まで、あと10分。
観客は各々、推し色のペンライトを輝かせ始める。
そんな時でも、私の頭では真奈香さんからの課題がグルグルと駆け回っていた。
歌を歌いたい。
歌を聞いて欲しい。
尚且つ、ファンと一緒に笑えるようなアイドル。
IDOLiSH7のようなアイドルになるには、一体どうすればいいんだろう。
どれだけ考えても答えは出てこない。
涼夏「ほら時間になるよ!!」
「ほんとだ…!」
ステージには、7人のシルエット。
天気が悪いのを忘れさせるように、ステージを彩る照明と、ペンライト。そして歓声。
流れるイントロは、私がIDOLiSH7に出会った時と同じ曲だった。
頭の中が、一気に7色に染まっていく。
「アイナナ…やっぱり最高だよ…!!」
今だけはアイドルとしてではなく、ファンとして彼らを見てもいいかな?
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
津々里 捺貴(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございますー!!頑張ります!!!! (2020年4月2日 2時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - この作品とっても好きです!これからも更新頑張ってください! (2020年4月2日 0時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 気付いたら10000hit…ありがとうございます!更新まばらで申し訳ない! (2020年3月19日 17時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 1000hitありがとうございます! (2020年2月28日 1時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - あまりにもアイナナでるの遅いですけど、出ますから!!!安心してのんびりお待ちいただければ!!! (2020年2月21日 23時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:津々里 捺貴 | 作成日時:2020年2月14日 3時