治くんはヤンデレを通り越してやべぇやつだった件 《太宰治》

私と治くんの同棲生活 ページ3

あれは1ヶ月前のこと___



治くんの凄まじいヤンデレを……いやそもそもあれはヤンデレだったんだろうか


ヤンデレを通り越してとんでもなくヤバイ治くんだった


そんな彼に私が浮気したと疑いをかけられ(してない)、その
罰として“同棲”か“家族になる”の2択を迫られ少し抵抗してみたものの敢えなく撃沈し、早いのなんの次の日から同棲生活が始まった



どちらの家に住むか、これは私の家に住む事に承諾してもらった


何故なら私の住んでいるこのアパートには契約期間がある為、まだ住み続けないといけない



そのことを説明すると一瞬考え込んでいたがすぐにOKしてくれた



すると治くんはとんでもない事を言い出した




「たしかにAさんの家の方がいいね！私の住んでる社員寮は壁が薄くてねぇ、夜な夜なAさんの可愛くてイヤらしい声を聞かれてしまうかもしれない！」








だったら加減をしろ



ちなみに毎日誘ってくるけどさすがに毎日は無理なので、できない時はちょっとイチャイチャだけしてる←



まぁそんなこんなで治くんとの同棲生活をおくっている



思ったより悠々自適だ




同棲したことによって家賃を折半になったし、なんだかんだ楽しかったりするからまぁ結果オーライ


治くんも探偵社からの距離が遠くなってしまったけど遅刻の回数が減ったと、この間国木田さんが喜んでいたのでこちらも結果オーライ


これからも何事もなく過ごせることを祈ってる


















時は過ぎ夕刻



仕事を終えた私は家に帰る途中、とある文字が目にはいり

なんとなくの興味本位で近づいた



目の前に行きそこに座っている女性


俗に言う《占い》である



私は占いなんて信じない方だけど、まぁ暇潰しというかちょっとした軽い気持ちとノリで占って貰うことにした





占い師の人に質問され、名前や年齢その他色々な事を答えた




するとその占い師はとんでもない事を言い始めた







「貴女、今すぐに恋人と別れた方がいいわ」





『…………え……』



なんというか、いきなり恋人と別れた方がいいと言われてちょっと驚いてしまった




「でなければ、貴女に大きな災いが降りかかる」



『具体的にどんな…？』





「貴女には複数､男性の影がある。特にこれから3ヶ月の間は男性に振り回されるわ。」



えぇ…勘弁してよ


そんなの絶対治くんがヤバいことになるじゃん！！

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