検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:4,178 hit

アンタのせいで? ページ8

*




やがて3人と沢山の参加者達は、長い階段にたどり着く。
その長さに、ホナツは舌打ちをする。



ホナツ「クソが……階段かよ……!」

P「これはみんな体力削れるだろうなぁ」

ミハル「嘘でしょ……」



原点の2人(ホナツとミハル)は階段を見て絶望しているようだ。その2人を、Pは静かに見つめていた。



P「……とにかく行かないと死ぬよ」

ミハル「う、うん……」

ホナツ「あー退けよ……もー、邪魔だなぁ!!」



ホナツは階段に座り込んでしまった人を踏み台にしてものすごいスピードで登ってゆく。
その後をPが追い、ミハルは人を避けながら進んで行った。



P「アンドゥトロワ、アンドゥトロワ……ふんふふーん……」

「がはっ、クソ……このガキ……俺を足蹴にしやがって……!!」

ホナツ「は?逃げる(生きる)のを諦めたアンタに言われなくないし。私は絶対に生き残る。どんな手を使っても……」

ミハル「あ……う……うちの姉がごめんなさい……!」



ホナツが踏み台にした人達一人一人に頭を下げ、簡単な謝罪をするミハル。そのため、ミハルはホナツやPと比べ、かなり遅れてしまっている。しかし、死んでたまるかと言うように必死に食らいつく。



その時、ミハルは足を滑らせ、危うく階段から落ちそうになる。だが、危機一髪、ホナツの服の裾をしっかり掴み、なんとか階段から落ちることは回避出来た。









……“階段から落ちること”は、回避出来たのだ。



ホナツ「ッ!?」

ミハル「た、助かった……ごめん、お姉ちゃ……」




服の裾を掴まれてる……







もしかしてミハルは……







私を落とそうとしている。






死ぬ?





アンタのせいで?






そんなの……








ホナツ「……そんなの、お断りよ」

ミハル「へ……??」





ドカッ。






ミハルが、ホナツに蹴り落とされる。
ふわりと舞う金色の髪も、ひらりと揺れるスカートも、あんなに美しく澄んでいた青い瞳も、













その全てが怪物に飲み込まれるのには、そんなに時間はかからなかった。















ミハル GAME OVER

Survive by cycling.→←I want to be a human.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:デスゲーム , 合作 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イカノシヲカラ@深海に住む一般人/Skag?(プロフ) - クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーすさん» まぁ闇に生きる人間なんで(急に厨二) (2022年10月22日 17時) (レス) @page7 id: 23a9d9ad0e (このIDを非表示/違反報告)
クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーす(プロフ) - 皆いい感じに闇あっていいなぁ…それに比べてうちはねぇ…() (2022年10月22日 17時) (レス) id: e7bd3124a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イカノシヲカラ | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2022年10月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。