生贄に猫被り。 ページ14
*
ドォンッ!
ホナツ「いっつつ……ホントふざけんじゃないわよアンタ……!!」
P「ふざけてませーん。突っ切れと言ったオリジナルが悪いでーす」
自転車に乗りながら扉を突き破って来た2人の少女を、部屋にいた人々が不思議そうに見つめる。まぁ中には魔獣らしき者もいた訳だが、どちらにしろ不思議そうに見つめていたのには変わり無かった。
そして、先程のアナウンスの様な音声が流れる。
『10名様、出揃いました。それでは、これから“生贄決め”を行います。
ルール説明です。こちらのゲームは、部屋の中央にある檻に、誰か1人だけ、生贄を入れればゲームクリア。生贄の決め方は自由。話し合うも良し、実力で決めるも良し。ただし、死体は入れることは出来ませんので、必ず“生きた1人”を檻に入れて下さい』
P「……つまり、誰かをこの檻に入れれば勝ちなんだね?」
「そんなの決めれるわけないわ……!」
「お前が入れ!!」
「うるせえ、お前が入れよ!!」
P「…………(はぁ……人間はやっぱり醜いなぁ……)
……あれ、オリジナル?」
Pがオリジナル_ホナツを探すと、近くにいた男性に話しかけている彼女を見つける。
ホナツ「こ、怖い……!」
「大丈夫か、嬢ちゃん」
ホナツ「ご、ごめんなさい……その……後ろに、隠れさせて貰っても、いいですか……?」
ホナツは、潤んだ瞳で上目遣いをする。男はその様子が可愛らしいと思ったのか、顔を赤らめ、表情を緩ませる。
「おう、いいぞぉ」
ホナツ「ありがとうございます……!じ、じゃあ、ちょっと檻を近くで見ても、いいですか……?」
「うへへ、俺に任せろぉ」
ホナツ「わぁ、頼もしい……素敵です!」
P「……わたしは何も見てない。うん」
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イカノシヲカラ@深海に住む一般人/Skag?(プロフ) - クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーすさん» まぁ闇に生きる人間なんで(急に厨二) (2022年10月22日 17時) (レス) @page7 id: 23a9d9ad0e (このIDを非表示/違反報告)
クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーす(プロフ) - 皆いい感じに闇あっていいなぁ…それに比べてうちはねぇ…() (2022年10月22日 17時) (レス) id: e7bd3124a7 (このIDを非表示/違反報告)
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